叶わなかった過去からの脱却 | なりの日記

なりの日記

看護師です。阪神大震災後からゆるりクリニックで働いてきてます。第二子妊娠により休職中で子育て真っ最中です。

アレしたかったコレしたかったと心残りに思うことありましたが、最近今の自分にとても満足しています。


若いからこそ出来たはずな挑戦行きたかった現場で積みたかった経験などになんであんなにこだわっていたんだろうか。ずっと不完全燃焼でした。


若い10代の時に十分すぎるほどの経験してたはずなのに。

あんなに時間をかけてやりたいことに没頭したのにね。

なれなかった自分の姿ってきっと誰もが目を惹かれるような一見凄そうなキャリアの持ち主。

友達の活躍のようになんでもできる知識高い看護師になりたかったのだ。

もちろんその友達の経験値今でも羨ましいのですけどね。

100床以上の高度医療機器のそろった最先端医療の高い知識があって

長いキャリアがあって


それがここ6年ほどの妊娠出産子育てで全てが変わりました。


人ひとりこの世に生み出して育てる過程にもこんなにすごいことなんだって感動したし、育ててみて初めは慣れない子育てで、しんどいことも沢山であう。これにきちんと向き合ってる世の中の優しいお母さんはたくさん居るんだなぁと思いました。


この作業も大切なステップじゃん。


世の中にすごいことや尊敬することは沢山あるけど、ほんとの幸せとか苦労、苦悩って選ぼうとして選べるわけではないです。


妊娠がその一つでした。


一人につき5年ずつ。思うようには授かれなかった期間に

いろんな想いを馳せいろんな気持ちに傾き悩んだり喜んだりしました。

その過程にも発見があったし産むまでの体の変化や、産むときの激痛があってヘトヘトになって…


産んだ後の疲労感を持ち越したまま不眠不休が続きます。

子供が大きくなるにつれ人との関わりが必要になり、人と関わって冷たい部分も温かい部分もまた改めて実感したり。


なによりこれによって子育て部分での共感力が備わった気がします。


知識とか技術とは違うものに人は心動かされるし、人を治そう人を心から癒そうと思うなら共感力や推察力もとても大事。


大切なものを得られてよかったです。




まだまだ発見の途中ですが、子育てに向き合って行きながら可能な時期が来たら娘の塾代稼ぎにまた働くぞ~ニヤリ