終わってしまったようです。
プロジェクトX。
「ご長寿番組の仲間入りかな」
なーんて、放送当時は思ってたが、
思いのほか短距離走選手だったのな。
まあ、あんだけ毎週毎週どっかこっかからネタ引っ張ってくるのも
大変だったろうし、限界あるわな。
これ以上、プロジェクトいらねえよ、ってぐらいの部分もあったしな。
まあ、過不足なしで大団円ってとこじゃないかな、と僕は思ったんですがね。
いいんじゃないすか。
あのぐらいのスパンで。
十分楽しめまたし。
それにしても、
番組終了間際の中島みゆきの歌はよかった。
半分うつろだったので全編集中して聴いていたわけではなかったけれど、
独特の雰囲気と歌声の力がこっちに届いた気がした。
そもそも、歌う前に、スタジオに入ってくるときの仕草からして、
なんか違ってた。
浮世離れしてるというか、常人離れしているというか、妖艶な魔女というか。
なまめかしいことこの上なかった。
いいねえ、中島みゆき。
歌手ってのはやっぱり役者でもあるよな。
登場から退場までが歌手だよな。
「俺は歌手だよ」
って雰囲気がにじみ出てる。
「あたしゃスターだよ」
って気概と誇りが伝わってくる。
そんな歌手こそ歌手らしく見える。
そう思った。
そんなインパクトを与えてくれるほど、中島みゆきはオーラが出てた。
例えるなら、石仮面の骨針が額に突き刺さるような、そんな感じ。
「俺は人間をやめるぞ!ジョジョォォォォ!!」(意味はない)
僕にはそう思えた。
とりあえず中古屋でベスト盤買ってきます。