中華そばみたか 24(三鷹)・鶏こく中華すず喜 3(三鷹) | 主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

中華そばみたかと鶏こく中華すず喜に行きました。


日曜日のお昼のことです。




三鷹駅付近にはラーメンの有名店が何店かありますが、その中でも閉店した「江ぐち」のDNAを継ぐ「中華そばみたか」は個人的に大好きなお店。




第1と第3日曜日が定休日なのですが、何故かコレがずっと覚えられずに日曜日には毎回自分の撮った過去写真を確かめてから訪問している次第です。




お店に降りる階段には若干行列が出来ていましたが、思ったより進みが早くスルスルと店内カウンターへ。




店内メニュー表。麺類は50円値上げされていますが、それでもこの平成も終わりを告げる世の中で、この値段はまだまだ格安な部類だと思っています。


厨房の中には恰幅の良い店主さんと男性助手さんのコンビでホール担当には女性助手さん。


店員さんは皆さん惚れ惚れするような接客態度で、その所作を見ているだけでほっこりします。


なので、ラーメンを待っている間も退屈しません。


やがて僕のラーメンが配膳されました。




大盛ラーメン550円+竹の子50円+竹の子50円です。


フワッと鼻腔をくすぐるダシの香りとクラシカルなビジュアルに一瞬だけ時を忘れてしまいそうになります。




「の」の字のナルト、「竹の子」というネーミング、チャーシュー……もう懐かしい「昭和」のラーメンです。




主役の竹の子はダブルにしたので、こんなにたくさん。他意はありませんが「シナチク(支那竹)」という呼び名も昭和っぽくて良いなぁ。なんて思います。




スープは醤油と昆布ダシが優しく香り、表面に浮いた油と刻まれ方が違うネギがこれまたよい感じ。




麺は確か地元武蔵野産の地粉を使って製麺した角ばったモノで、しっかりとした歯応えがあります。




ブツッと噛みちぎるような食感で、このスープと合っているかと問われればちょっと微妙なのかも知れませんが、僕は「江ぐち」の頃から食べているのでもうスゴくマッチしているような印象を持っていて。


量は一般的なラーメンとしたらそこそこ多い方かも知れませんが、食べ盛りの若者をターゲットにしているお店でも無いので腹6分目ぐらいで完食。


ご馳走さまでした。と謝意を伝えて会計を払うってお店を出るまで店員さんの接客態度は完璧でとても気持ちよく送り出してくれます。




うん。いつも通りに旨かったなぁ。と思いつつももうちょっと食べたいな……と、そのまま駅前の商店街を南下します。




徒歩2分くらいで味の散歩道にたどり着きました。


ここも昭和を感じさせる地下飲食店街。




目当てのお店は武蔵野のラーメン界に突然現れた新進気鋭のお店「鶏こく中華すず喜」です。


「武蔵野のラーメン界に」とか偉そうに書きましたが、すみません。全然知りません。勢いだけで書きました。




地下に降りる階段には10名ぐらいの行列があって、お昼時を大きく外しているのにこの行列はそれこそ人気が高いことを表しているのだと思います。




限定メニューの川嶋タンタン麺にもすこぶる心が動かされますが、つけ麺が食べたくて。


さらに「塩も可」なんて書かれると……うーん。でもスタンダードに醤油つけ麺を食べてみたい。




食べ終わったお客さんが退店してほどなく店内から「1名様どうぞー」って呼び込まれました。練馬の「やまの」みたい。




外でコップを取ってカウンターに座ります。


厨房の中には店主さんと助手さんが一人。この助手さんもどこかの有名なラーメン店の店主さんなのかしら。


カウンター8席程度の小さなお店で女性客とかも多いので回転は微妙に遅めですが、ラーメンは割りとすぐに出来上がってくる印象です。


きっと麺がそこまで太くなくて茹で時間が短めだからかな。


やがて僕のつけ麺が配膳されました。




つけ麺(醤油)850円です。




麺は見た感じかなりコシがありそう。味玉とゆず胡椒が添えられています。




つけダレは醤油+節ベースで岩海苔の風味をかなり感じます。浮かんだネギも良いなぁ。旨いです。




つけダレの器の下部にはメンマやチャーシューがたくさん。釜焼きされたチャーシューも惜しげもなく入れられていて、香ばしくてこのつけダレととてもマッチしています。




茹で時間短めの麺は出汁に浸かっています。


海藻出汁のようにヌメリは無くてサラサラの和風出汁。麺同士がくっつかないような意味合いもあるのかしら。




麺にはライ麦(多分……以前そう聞いたような気がします)が配合されていて、プツッとゆう歯応えとともに鼻にフワッと抜けるような豊かな風味を感じます。


麺量は多くはないので、ズバズバと啜って行くと結構早い時間で麺を食べ終わってしまいました。


回りでつけ麺を頼んでいたお客さんがスープ割をしているのを確認していたので、僕も店主さんの手が空いた時をうかがってスープ割りを頼んでみたり。




このつけダレをスープで割るのならば絶対的に旨いんだろうな。と思っていた通りの味わいで、お腹にすでに2杯分のラーメンがいましたが、あっさり飲み干してご馳走さまでした。と。


うん。三鷹の新旧2軒の人気店のラーメンが2杯食べられて良い休日となったなぁ。


夜は何もいらないのでこのままラーメンの余韻に浸りながら残り少ない休日を過ごそう。と帰路についたのでした。