お立ち寄りありがとうございます
NHKのアニメを観て面白い作品だなぁと思いさっそく原作を
読みました。シリーズの2作目と3作目にあたるんですね。
ミステリー仕立てなのでネタバレ無しの感想です。
1作目はお妃選び。アニメは1と2を上手く合体させて作ってるのね。
なので「烏は主を選ばない」を読むとお妃が誰か分かってしまった。
本作はとにかく雪哉少年が魅力的なんですよ。
出来の悪いフリをしている聡い少年。
同じくボンクラのふりをしている若君。
この二人のやりとりがとても面白い。権力争いの宮中にあって
雪哉少年の正義感と頭の良さが際立つのよね。
若君を護衛する澄尾も魅力的。アニメでもアクションが良かったね。
そうそう、若君のお声が入野自由さん、若君の兄、長束様が日野聡さん。
ハイキュー!!!の3年生と思うとワクワクするね。
アニメは小説の細かい所はバッサリと割愛してるから
詳しく知りたい人は原作を読んでも楽しめると思います。
「黄金(きん)の烏」
あらすじ アマゾンより
物語は世継ぎの若宮と、郷長のぼんくら(とされる)次男坊が、危険な薬〈仙人蓋〉の探索にでかけるところからはじまる。不穏な気配を漂わせた旅先で、何と彼らが出会ったのは、人を喰らう大猿だった! 壊滅した村の中でたったひとり残されたのは、謎の少女・小梅。――いったい僕らの故郷で、なにが起こっているのだろう?
巨大な猿が小さな集落を襲う場面は吉村先生の「熊嵐」を思い出した。
しかも知能を持ってるのよね。
ミステリーだから感想もそれほど書けないのだけど
ラストはなかなか予想外の設定だった。
でもこういうパターンの作品いくつか有ったよね。
作品名を書いたらピーンとくる人が居るから書かないけど。
雪哉少年が若君の「金烏」たる本当の姿を知った時の反応が
良かったね。雪哉少年もボンクラのフリも止めそうだし。
この先、待ち受ける試練も雪哉がいれば若君は救われそう。
金烏故に孤独な若君、それを理解しているお妃が居て良かった。
ここまで読んでくださりありがとうございます