お立ち寄りありがとうございます
とうとう雪が降ってきました。道路が凍結しなければいいんだけど。
絵が綺麗で思わず4巻大人買いをしました。ちょっと辛口もあります。
なのでファンの方は回れ右で
クリスマスシーズンにピッタリの作品です。
作品紹介 公式より
フィンランド・ラップランド地方。
吹雪と共にやってきた、謎の刺青青年"ジュン"を迎え入れたのは
老紳士たちが営む小さなホテル"メッツァペウラ"だった。
新鋭・福田星良が確かな画力で描く、美しくも厳しい大自然と、
その中で生きる、温かい人々の物語をお楽しみください。
福田星良さん、デビュー当時の絵を拝見しましたが、
その頃より特段に上達されてると思いました。絵が素敵。
フィンランドの雪と森、静かな国というイメージそのままの
雰囲気がよく出てます。北海道とはまた違うんですよね。
謎の青年ジュン君は17歳かな。お母さんがフィンランド人。
養護施設育ちで中学生くらいの頃は仲間と悪い事もしたよう。
(と言っても仲間に脅されてたっぽいね、根は優しい)
そのジュンがホテルのシェフと老紳士に拾われ、ホテルで
働く1ヵ月ほどの話で4巻。クリスマスの繁忙期までフィンランドの
生活が丁寧に描かれてます。
ボロボロの青年が1巻の表紙の様な美青年に変身!
中年男性の描き方も素敵なのよね。
でもこの作品、落ちついて考えると「うーん」って所あるんです。
まず、ジュンの入れ墨。タトゥーなんてもんじゃありません!
あ、怪い場面じゃないですよ、サウナですサウナ!
どうですか?この彫り物は完全893でしょΣ(・□・;)
17歳でこの入れ墨ってことはかなり前から入れ始めてるよね?
入れ墨の完成期間はわからんけど、10代の子が入れ墨って怖い。
ましてや気弱なジュンがこんな恐ろしい物を彫るなんて
動機がきちんと納得いくものでなければがっかりするよ。
日本で親切にしてくれた親分に憧れたから、とかなら許せんね。
私は入れ墨が怖い。この作品にも同じ反応する日本人が登場します。
嫌悪感丸出しで。私は言葉にしないけど避けます。
タトゥーも(外人さんに限って)名前や小さい物なら許せる。
皮膚が見えないくらい入れてると生理的にダメ。
私には毒蜘蛛を皮膚の上にビッシリ乗せてる人に思える。
だからこの作品ではその点をクリアしてほしい。
次に言語。フィンランド語って日本ではマイナーだと思う。
母親とは小さい頃は一緒に暮らしてたみたいだけど
ホテルで急場で働けるくらい堪能なのかが疑問。
パスポート、ビザ、旅費 などなど10代の子が準備出来るのかな?
あーやだやだ、これだから世知辛いおばちゃんは(;^ω^)
フィクションなんだから広い心で読もうよ・・・
いや、入れ墨の件だけは譲れんわね。
福田さんの絵が素敵なので是非とも頑張って欲しい。
5巻が出たらやっぱり買うと思う。ジュンの成長を見たいから。
試し読みも出来ます。
ここまで読んでくださりありがとうございます