タワー型とリビング扇風機、どっちがいいのか | どうすか! ちょっといいんでないですか?

タワー型とリビング扇風機、どっちがいいのか

ツイッターなどで「タワー型の扇風機っていいのかなあ」という質問が出ていたので、ここで一回まとめておきます。

タワー型というのは、小型のファンを縦型のケースに入れて、ケースごと左右に振れる様にした扇風機のことを呼びます。

今年発売の東芝の商品では、F-TN5X(写真・15000円程度の実勢価格)というような商品がそれです。
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左右幅の無いところに、ファンを入れなくてはならないので、ファンの直径は9センチとかなりの小型。これが一つ入っており、風を起こします。

通常の価格帯の扇風機(最新型のサイエントを除く)のモーターは5機種とも同じスペックで、最も安いF-LN5(写真・6000~7000円くらい)を含めて、リビング扇風機は5機種ともモーターとファンは同じものを使用してます。
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このリビング扇風機は、直径30センチの羽根を回します。

すると、同じ35Wの「強」出力で(関東の50ヘルツ電源の場合)、

リビング扇風機=38立方メートル(1分間)
タワー扇風機 =5立方メートル(1分間)

つまり、価格15000円のタワー型は、価格6000円のリビング型の7分の1の風量程度しか起こせません。
リビング扇風機の弱でも23立方メートル(1分間)の風が起こせますので、タワーの最強でもリビングの弱にかなわない。

結論)おき場所をとらない、というメリットはありますが。タワーは風を起こす効率が悪いです。また、ファンが小さいので音もうるさいと想像されます。