朝からあいにくの雨と、豪雨の災害地域に近いということもあって
参加者が集まるのかという懸念もありましたが、
無事に学習会を終えることができました。
まずは、代表の米本佳由が条例作りの趣旨、障害、差別について
わかりやすく、レジメに沿って講義した。
続いて、スタッフの有川梗子が「見えない障害と潜む差別」と題して
一見して理解されづらい障害者の抱える問題や、差別の事例などについて語った。
参加者は約ヘルパースタッフを会わせても20名ほどの
こじんまりとしたがくしゅうかいではあったが、その分全ての参加者が自己紹介かたがた、
発言機会を得た。
あらためて、そこにいる数だけの障害と差別に対する「ものさし」にも違いがあると感じた。
どれも正解でも、間違いでもない。
全ての人の意見をすりあわせ、全ての人が安心と安全と安定を保障された条例を作るのは
容易な事ではない。
けれど、あきらめてしまえば全ては絵に描いた餅である。
根気と邁進する気持ち。
障害者差別禁止条例は、障害者だけの問題なのではない。
全ての人が当事者となって、多くの知恵と声を取り入れながら
制定の日をめざしましょう。