千兵衛のチャームポイントはまゆげ。
これは、それを書いていて
ふと思い出した話。
時を遡ること十数年、
しまがまだ高校生のとき。
16歳当時のしまは
とっても奈良の子らしい
おぼこい高校生でした。
今でこそ、まゆげのお手入れは怠りませんが、
当時は生まれたまんまの姿。
千兵衛にも負けない立派なまゆげでした。
ふだんは前髪で見えないようにしていたつもりが
やはり主張の激しいまゆげだったらしく
とある先輩からよく
「自分、おでこに海苔、ついてんでー」などと
挨拶がわりにからかわれておりました。
(注:関西弁では二人称にも「自分」を使用)
その先輩とは委員会が同じだったので
ある日、その打ち上げで
ほかのメンバーもいっしょに
もちいど商店街(餅飯殿通り)にある
とあるお好み焼き屋に行きました。
その道中で事件が起こったのです!
いつものようにその先輩が
「自分、また海苔ついてんでー」と、しまに言いました。
で、いつものようにしまも言い返しました。
「も~、先輩! ひどいなあ。
まゆげは私のチャームポイントなんですよっ!」
本来なら、ここで
漫才のようなやりとりが繰り広げられるはずでした。
しか~しっ、なんとツッコミを入れたのは
その先輩ではなく
前から歩いてきた通りすがりのおっちゃん!
「なにが、チャームポイントや!」
吐き捨てるように言った、そのおっちゃんのセリフに
さすがの先輩もアゼン!
それまでのやりとりを笑って聞いていたメンバーもアゼン!
しばらくの間、形容しがたい寒い空気が流れました…。
あまりにわけがわからず
「今さあ、前から来た知らんおっちゃんが
『なにがチャームポイントや!』って言った、よ、ね?」と
思わず近くにいた友達に確認してしまいました。
「うん… 言った、気がする…」と友達。
…なんてきまずい会話!
もちいど商店街を歩くたび、
その青春のほろ苦い1場面が甦ります…。
(しかも、入ったお好み焼き屋もおいしくかった…)
