漫画女帝の手記三巻第六章あたりから仲麻呂の力が益々強まっていきます。
天皇の位を大炊王(淳仁天皇)に譲った孝謙天皇は上皇となり、仲麻呂のアドバイスにより史上初めて中国風の生前尊号がおくられました。全てを唐風に改め時代が変わった事そして自分の権力を示したかったのかもしれません。
同じ頃、藤原仲麻呂から恵美押勝の名を与えられ、また様々な物とお金の鋳造発行の許可をもらいます。自分の好きなようにお金を扱う事が出来るようになった仲麻呂改め恵美押勝にとって、この時が人生の頂点に登りつめた時だったのかもしれません。
孝謙上皇と恵美押勝が本当に恋仲だったかは分かりませんが、二人の関係は続きます。恵美押勝の意見にしたがう孝謙上皇、自分の意思があったとしても大切に思う人の意見を聞き入れてしまうのは仕方がない事。
天皇に即位した時から母の光明皇后と仲麻呂の意見に従ってきた孝謙天皇だったからなお更です。
決して口には出せない彼への強い思い、しかし彼は自分が思うような気持ちではないのかもしれない・・・。
そんな事を薄々気付き始める孝謙上皇。また母の光明皇后も病で伏せる事が増え、大きな不安や悩みばかりに押しつぶされそうになっていたとしてもおかしくはありません。
仏教が盛んで今よりも信仰心が厚かったこの時代、孝謙上皇が道鏡と接する機会は増えていきます。
仲麻呂の愛に終止符を打とうと決めた上皇ですが、あまりの悲しみに起き上がる事もままならない状態。
そんな時に仏教の教えを説きながら心に寄り添い続けた道鏡に女性なら心が動かない訳はありません。
全ての自分のいいなりに出来ると思っていた仲麻呂にとって道鏡の出現は足元を脅かす程の脅威を感じたのではないでしょうか。ここから道鏡と上皇の関係は深まっていったのです。
女性天皇は結婚が出来ないという決まり、この決まりはきっと孝謙天皇にとってかなり酷だったのではないでしょうか。
もしこれが自分の血筋を守りたい、自分の子や孫を天皇にするためなどであれば変わっていたかもしれません。ではなく、流れに従った結果即位するしかなかった・・・
仲麻呂との恋仲や道鏡との恋の噂があったのには、周りが勝手に思った事かもしれませんがそう思わせる何かを感じされる事があったのかもしれませんね。
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