タイトルにしたので、そのままなんですが
薬師寺葡萄唐草文
最近、薬師寺の話を聴く機会があって
そういえば彫ったなぁと思い出しました
これ、一応飾り物(飾る場所なくて、戸棚に押し込めてるけど)
鎌倉彫を習い始めて比較的すぐに教材となる題材です
もう何年前の作品か、記憶喪失(人はそれをボケと言う…)
↓こちらから、模様をとって教材になってます
薬師寺金堂中尊薬師如来坐像
この像の台座の後ろ側の一番上の模様
中尊薬師如来坐像は
衣の中に人体があるように
美しく鋳造された銅像です
言うまでもないけど
美しい日光、月光菩薩立像が脇侍
左脇侍・日光菩薩立像
この三尊像は
飛鳥の本薬師寺から持ってきたか(移坐説)か、平城遷都して新たに造ったか(新鋳説)
説が分かれてましたねφ(.. )
…どうやら、新鋳説が有力なようですよ
それは置いとくとして(*^▽^*)
薬師如来坐像の座る台座はこんな感じ
宣字座とも呼ばれる
(そのまんま、わかりやすいね)
この台座にはいろんな模様があって
前からみると薬師如来の衣がたらーんと下がり見えないんだけど
背後から見るとこんな模様
その一番上の帯状の部分に
葡萄唐草文がありますね
順に見ると…
でも、国宝と比較するのはバチ当たりだわね~(;^ω^A
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荷物が重くて、足がヒレになっちゃった…
台座の内部からはこんな線刻も発見されています
金銅唐草文飾金具
これ、昭和30年代始めに台座内部から発見されたんだって!
こんな模様の四角いお盆を彫ったら
面白いかもしれないな
写真
『国宝の美 白鳳・天平の金銅仏』朝日新聞出版
最後の線刻の写真は
『国宝薬師寺展』東京国立博物館