昨日の記事で、大将軍八神社の神像のことを書きました
この神社には、平安末期の神像が実に実に沢山あるようですが
私が読んだ本のなかで、「長勢風」と指摘されているものは
↓こちら
(80体ある神像の中から、これが長勢作!と見分ける目は、私にはない!)
今回は、長勢とお師匠さん大仏師定朝の作品を追いかけてみました
といっても、
何しろ、平安の当時、火事火事で(消防車があったらよかったのに!)、
現存する作品は、
・定朝確実作=平等院鳳凰堂阿弥陀如来像のみ、
・定朝だろう作=六波羅蜜寺の鬘掛け地蔵の一点くらい…
(きっと定朝は、「えーーっあんなに沢山造ったのに⁉︎燃えたわけ?ちょっと、消防車どーしたのよー」と怒りに燃えているでしょう…あっ、燃えちゃダメよ!)
・長勢作は、広隆寺に数点…など
という状況です
私が今回は、へろへろに疲れていたこともあり、訪れるのは
長勢→太秦広隆寺の日光月光、十二神将
定朝→六波羅蜜寺の鬘掛け地蔵
の2カ所に絞りました
では、初めに、太秦広隆寺
広隆寺に行くのは、3、4回目
学生時代に2回くらい行ったような?
忘れましたが…
(学生時代のサークルの先輩に、広隆寺の「泣き弥勒」にソックリな人がいて、みんなで
面白がってました)
↓泣き弥勒
顔
最近は、数年前に母を連れて来ました
今回は、京都駅近くに泊まったので、朝、京都駅からバスで四条大宮まで出て、嵐電に乗り換えます♪
北大路行きバスを四条大宮で降りて、道を渡るため、信号待ち、あちら側が嵐電の駅
四条大宮の交差点、信号早く変われ~
さて、信号わたり、嵐電のホームです
1両編成で、ワンマンで、降りる駅でピンポン押すところが、バスみたい!面白い!≧(´▽`)≦
そして、民家の軒先のようなところや、道路を車と仲良く走るところが、江ノ電みたい!(≧▽≦)
ガタゴト揺られて、太秦広隆寺駅にとうちゃこ~(また、火野正平さんの真似)
↓広隆寺前から見た嵐電の駅
広隆寺
よしいくぞう!
ですので、これより下は、この冊子から写真をとります
まず手前の講堂に、国宝阿弥陀如来坐像
モジモジしてるわけではありません(当たり前)
この日は湿気のためか、講堂の扉が半開きで、覗き見しましたが、前に来たときは扉全開でした
日によりちがうのかな?
霊宝殿に行きます
国宝千手観音坐像
このお顔、ぼーっとしていて、好き!
私は、千手観音の前のベンチでゆっくりお顔眺めてきましたよv(^-^)v
そして、長勢の作品
長勢の作風は、
1.量感強調しない
2.細部表現が工芸的
なんだそうですが、
以下の仏像が、彼の作と言われています
日光菩薩立像
向かって右の、因達羅
私は、日光と月光、以前は同じに見えたのだけど
なるほど、日光のほうがすっとしていて、月光はやや、ほんとにややかすかに、日光よりもぼんやりとしているようでした
広隆寺は、仏像の宝庫だね
広隆寺は、仏像の宝庫だね
ビバ、広隆寺!
次回、六波羅蜜寺です(*^ー^)ノ
次回、六波羅蜜寺です(*^ー^)ノ
(参考図書、至文堂「日本の美術7平安時代後期の彫刻 信仰と美の調和」伊東史郎)