今日は終戦記念日。
なので、少し戦争に関わる話をしたいと思います。
写真の「南十字星」は劇団四季のオリジナルミュージカルのCDです。
劇団四季は、外国の大型ミュージカル以外にも四季が演出した
オリジナルミュージカルをたくさん創っています。
この「南十字星」は戦争を題材にしたオリジナルミュージカルの3作目。
舞台はインドネシア。
南方に出征し、戦後日本の地を踏むことなくBC級戦犯として裁かれる
ことになった青年が主人公です。
この主人公の青年が監獄で遺書のように語り、歌うナンバーがあります。
舞台を見たときはそれほど感銘を受けなかったのに、家で歌詞を読み
聴いているとなんだかすごく心打たれるものがありました。
彼は、
「明日の日本の若者達よ。戦争の中に生きた若者からの言葉を聞いてほしい。
歴史の大きな転換期には、名もない無数の人々が犠牲になる。その小さな
死の積み重ねが世界の歴史を進めてきたことを、今、私は実感している。」
そして、これからの日本の未来を若者達に託す、と語っています。
若者達って、つまり私たちやその次の世代のことですよね。
段々、実際戦争を体験した人が少なくなってきています。
今の日本は、体験し語り継ぐ人が減ることで悲惨な戦争を忘れつつあり、
(もちろん私自身も)平和ボケしている気がします。
この時期、戦争に関連する放送が必ず流されます。
せめてこの時期くらいは戦争についてちゃんと考えてみようかな、と思います。