製作年度:2003年
上映時間:130分
監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ

音楽:岩代太郎

出演:ソン・ガンホ、キム・サギョン、キム・レハ、パク・ヘイル

 
 
あらすじ:86年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による若い女性の惨殺事件が連続して発生。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは対立しながらも捜査を続け、有力な容疑者を捕らえるのだが・・・。
 
 
今作品を初めて観たのが10年前だろうか・・・。本日、二度目の鑑賞だったのだが、ラストシーン以外忘れている場面が多かった。その為、再度今作品の演出を端から端まで舐めるように鑑賞する。ポン・ジュノ監督作品でお約束の飛び蹴りに笑い、ソン・ガンホ演じる刑事の心の変遷の描き方に唸らされ、二人の刑事が犯人に精神的に追い詰められ、未解決に終わる最後の焦燥感は胸に迫るものがある。そして、今作品のラストシーンは覚えていたにも関わらず、鳥肌が立つほどに感動してしまった。ポン・ジュノ監督に人間ドラマをまた作ってほしいと切に願う。