製作年度:2013年
上映時間:130分
監督:園子温
脚本:園子温
出演:國村隼、堤真一、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近
あらすじ:まな娘の映画デビューをかなえようと奔走す組長が、彼と激しく憎み合うヤクザ、映画監督に間違えられた青年、彼に代わってメガホンを取る映画マニアといった者たちと共に騒動を巻き起こす。
凄く、凄くグロ面白い作品。園子温監督作品で『冷たい熱帯魚』が一番好きだったのだが、今作品に入れ替わった。沢山のキャラが出てくるにも関わらず、それぞれのキャラが立っていて話が上手くまとまっていたことに驚かされた。そして、一番嬉しかったのが今作品に溢れている深作監督作品に対する愛情である。『地獄でなぜ悪い』は『仁義なき戦い』のオマージュで始まり、最後は『蒲田行進曲』のオマージュでしめる。そして、今作品に出てくる警察署の名称が深作警察署ときた。クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』に似ていると思う人もいるかもしれないが、とんでもない話である。『キル・ビル』はもともと様々な映画のオマージュ作品である(特に『修羅雪姫』)。なので、タランティーノ監督に影響されたと思うのは筋違いである。
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