奈良公園のシカによるけが人が過去最悪に…ふれあうには注意が必要です！

奈良公園では、国の天然記念物に指定されているシカが多数生息しており、公園内を悠然と闊歩する彼らとの触れ合いを楽しむことができます。

しかし2018年度、このシカによってけがをした人が過去最悪の209人に・・・これは2013年度と比較して約4倍になっています。

一番の理由は、外国人観光客の増加でしょう。最近の奈良公園では、日本人以上に外国人の方が多く観光に訪れています。しかし日本人でも、けがされている方もいるようです。

忘れがちですが、奈良公園の鹿たちは、野生の鹿なので触れ合うには注意が必要です！この機会にいくつか紹介したいと思います。

まず、「鹿せんべい」のあげ方です。

せんべいを割ったりせず、1枚づつあげること。細かくしてあげると、指などを噛まれてしまうことがあります。あまりじらさないことも重要です。いい写真や動画を撮りたいのも分かりますが、鹿がイライラしてしまいます。もし多くの鹿に囲まれて、怖くなった場合は地面に捨ててしまいましょう。そしてあげ終わったら、両手を広げ、もう持ってませんというアピールをするといいでしょう。

※ちなみに「鹿せんべい」をまとめている紙は、鹿が食べても大丈夫な素材で出来ています。

次に鹿の発情期や出産期の注意です。

雄シカの発情期である9月～11月は、雄シカは気性が荒くなります。また、雌シカも出産期の5月～7月まで、子鹿を守るために気性が荒くなります。注意してください。

奈良公園の鹿は、飼いならされているわけではありません。くれぐれも必要以上に触ったり、ペット感覚でふれあうのはやめてください。注意してケガなく鹿とふれあって、奈良観光を楽しんでくださいm(__)m

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