薪能は午後4時ごろから開場になる。
それまでの時間をどう過ごしか?
奈良市内は海外からの観光客が多くて、道路を
歩くのも、とても歩きにくい。
京都と奈良を比べると、奈良の落ち着きある風情
が好きで、奈良を選んで旅をすることが多いのに、
今の奈良は「騒がしさ」を感じる。
さすがに、浄瑠璃寺までは海外の旅行客が大挙
押し寄せてはいないだろうと、予定外に浄瑠璃寺
に行くことにした。
10年前に浄瑠璃寺に一度行ったことがあるが、
その時は近鉄奈良駅のバス停から浄瑠璃寺まで行く
バスが運行していた。
今は運行していないので、木津までJRで移動して
バスを利用しようと思ったが、バスの運行はしてい
なさそうなので、タクシーを使って、浄瑠璃寺まで
行った。
ここまでくると、さすがに静かで、自然と寺院が
混然としている落ち着きある風情の中で、静かな
時間を過ごすことが出来る。
本堂前では観光バスの団体が見学する時間と重なって
運悪く、人が写らない写真はとれなかった。
先の写真の東側の三重の塔の中には薬師如来が、次
の本堂は西側にあたり、本堂の中には、9体の阿弥陀如来
が安置されている。
上品、中品、下品、上生、中生、下生の9体阿弥陀仏が
並んで配されている。
どの阿弥陀仏が自分の品生に該当し、拝むべき仏像か
分からないことにこのお寺の9体の阿弥陀仏の特徴がある
(皆んな同じ仏像の形態に造られている。)。
浄瑠璃寺から岩船寺までは、徒歩で40分ほど山道を歩る
いた。
前回来たときは浄瑠璃寺までで、岩船寺を訪づねるのは
初めて。
岩船寺は花の寺で知られるが、実は、岩船寺までの山道
沿いの石仏の方がより見どころであると思う。
(残念だが、デジカメのバッテリ残量が少なく、写真がうま
くとれていなかった。)
この2寺およびその間の山道の石仏群を訪づれるには公共
交通の便が不便で、午後4時までに奈良市内に帰れるかどうか
冷や冷やした。
実は木津からアクセスしたのが間違いで、もう一つ先のJR駅
である加茂からは、少ないが定期的にバスが出ており、岩船寺
および終点の浄瑠璃寺に行ける。
この2寺を見学したい方は加茂駅経由のルートで是非に訪づ
れて欲しい。
そうすると、岩船寺と浄瑠璃寺の間の山道も岩船寺から歩く
と「下り」道になる。



