平屋の家です。

中庭があります。

面白い空間ですね。

大きな開口部を設けても外の視線が気になることは

ありませんし床面積が広くても採光は十分に取れます。

外壁の防水シートの施工が終わりました。

現代の家では当たり前ですが外壁に通気層が設けられ

ています。

防水と気密と断熱が重視されます。

当社は古民家のリフォームをたくさん施工しています。

古民家と比べると家の造り方もずいぶんと変わったと

感じます。

古民家と言えば外壁は土壁です。

仕上げには板が貼ってあることが多いですが土壁その

ままのこともあります。

防止紙などありません。

屋根の瓦も土だけで防水紙は使われていないことが多

いです。

部屋内から見上げると光が漏れていることもあります。

少しくらい雨が入っても土が吸ってくれますから、

それを乾燥させるためにわざとすき間を設けています。

現代の家づくりでは考えられません。

現代の家はすべてが乾式で造られているために雨が入っ

てしまうと室内にシミとなって表れてしまいます。

濡れてもいいような材料はありません。

日本のような高温多湿な国では古民家のような造りが

あっていると思います。

全ての部材が湿気を吸ったり吐いたりしてくれました。

現代の家は施工精度も良くなりいい建材がたくさん開発

されています。

そして今の家づくりがあるのですが、ちょっとした瑕疵が

大きな支障（クレーム）を生んでしまうことがあります。

ある程度の性能を追求する限り仕方ありませんが、もう

少しシンプルに造ることができないものかと思います。

中庭のある家