片引き戸 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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大工工事が終わったところです。


出入り口は片引きがよく採用されます。

流行もあるようですが、ドアはかなり減りました。

この片引きも建具の吊り方に違いがあります。

今までのように敷居をつけて戸車のいついた建具

をとりつける、または敷居は設けず吊戸とする方法

があります。


敷居がないと床がスッキリして掃除をするにも楽です。

しかし、敷居がないと建具がやや不安定です。

小さな子供さんなどがいると大人のように引手を掴め

ないので、押すようにして開閉することになります。

そんな時、建具は前後にふらつくことになります。


写真の引き戸の枠は建具を開けたとき後ろの戸尻の

部分に建枠がありますが、これはなくすこともできます。


これから壁の左官工事に入ります。