パタヤ 4日目の夜 ②
ダ・・・
ダサイ
ものすごくダサイ
スーパーダイエーで買いそろえたような
ダボダボの黒いTシャツに
よれよれの群青色のステテコ半ズボン
ペラペラのシミだらけのスリッパ
なんといういでたち
懐かしいとうよりも
憐みすら感じさせるみすぼらしさ
映画、三丁目の夕日から飛び出てきたかのような
いえ
花王名人劇場、裸の大将を演じたドランクドラゴン・塚地
そっくりの自称、くまさん
ボロは着てても心の錦
水前寺清子も驚いて歌詞を忘れるほどのお粗末な装い
強烈な昭和の臭いに圧倒され
一歩また一歩と後ずさる
華麗なる貴婦人
貴婦人とは対極の存在の 『裸の大将』
貴婦人を追い詰めるように
じりじりと身を寄せて来る
く・・・
くさい
汗の臭いに交じって
酸化した油の臭いがするわ
生ごみと排水溝から漂う異臭とも相まって
くらくらと猛烈な眩暈に襲われ
もはや三半規管が崩壊寸前の
清楚な麗人
「あのぉ・・・さっき写真を撮りましたよね?」
「ええ」
「どうしてですか?」
「は? 貴方を撮った訳ではなくってよ」
たまにいるのよね
勘違いの名人
カメラが向いただけで自分を撮ってる
って自惚れのような思い込みをする人
どういうのかしら
被害妄想が激しいというか
想像力が乏しいというか
アタシがこんな 『裸の大将』 の姿をカメラに収めて
どうしようっていうの
アタシがイラつきながら
「貴方の写真なんて撮ってないわ! ボーイを撮ったのよ!」
と言うと
「それは分かってます。ボーイの写真を撮ってもいいんですか?」
う~~~ん
質問の意味がよく分からないけれど
おそらくは
ゴーゴーのボーイは写真を撮られるのが嫌だから撮れせてもらえない
と思ってるんでしょうね
「ええ」
愛想なく答えると
「パタヤではどこのゴーゴーがいいですか?」
ですって
しばらく質問攻めにあったわ
「貴方、パタヤは初めてなの?」
「はい」
「どうしてアタシなの?」
「はい?」
「どうしてアタシに聞くの?」
「ボーイと別れるときの貴方の笑顔がとっても素敵で・・・」
「ありがとう」
「とっても優しいそうだし、それに・・・」
「まだ理由があるの? 1つでよくってよ」
「ボーイのバイクで送ってもらうってことは慣れていらっしゃるかと・・・」
「そりゃあそうよ! 何度も来てるもの!」
「やっぱり、詳しいんですね」
「で、タイプは?」
「クマさん!!!」
「ク、クマ?」
「自分がクマさんなんで、クマさんが好きなんです」
「じゃあ、すぐそこの BOYZ か A-Bomb に行けばいるわよ!」
「本当ですか!」
「ええ。たくさんのゴリラがいるわよ!」
「えっつ!? ゴリラじゃあダメなんです! クマさんでなきゃあ」
ゴリラとクマは違うらしいわ
アタシ
マッチョとデブの区別は明確につくのだけれど
ゴリラとクマなんて
アタシにとっては
ほぼほぼ同じ
同じものを区別するなんて
土台無理な話よ
目くそと鼻くそ
くらいなら区別はついても
『うちわ』 で法務大臣を辞任した薄馬鹿・松島みどり
と
妖怪人間べム
の区別は難しいでしょ
それと同じよ
ダ・・・
ダサイ
ものすごくダサイ
スーパーダイエーで買いそろえたような
ダボダボの黒いTシャツに
よれよれの群青色のステテコ半ズボン
ペラペラのシミだらけのスリッパ
なんといういでたち
懐かしいとうよりも
憐みすら感じさせるみすぼらしさ
映画、三丁目の夕日から飛び出てきたかのような
いえ
花王名人劇場、裸の大将を演じたドランクドラゴン・塚地
そっくりの自称、くまさん
ボロは着てても心の錦

水前寺清子も驚いて歌詞を忘れるほどのお粗末な装い
強烈な昭和の臭いに圧倒され
一歩また一歩と後ずさる
華麗なる貴婦人

貴婦人とは対極の存在の 『裸の大将』
貴婦人を追い詰めるように
じりじりと身を寄せて来る
く・・・
くさい

汗の臭いに交じって
酸化した油の臭いがするわ

生ごみと排水溝から漂う異臭とも相まって
くらくらと猛烈な眩暈に襲われ
もはや三半規管が崩壊寸前の
清楚な麗人

「あのぉ・・・さっき写真を撮りましたよね?」
「ええ」
「どうしてですか?」
「は? 貴方を撮った訳ではなくってよ」
たまにいるのよね
勘違いの名人

カメラが向いただけで自分を撮ってる
って自惚れのような思い込みをする人
どういうのかしら
被害妄想が激しいというか
想像力が乏しいというか
アタシがこんな 『裸の大将』 の姿をカメラに収めて
どうしようっていうの

アタシがイラつきながら

「貴方の写真なんて撮ってないわ! ボーイを撮ったのよ!」
と言うと
「それは分かってます。ボーイの写真を撮ってもいいんですか?」
う~~~ん
質問の意味がよく分からないけれど
おそらくは
ゴーゴーのボーイは写真を撮られるのが嫌だから撮れせてもらえない
と思ってるんでしょうね
「ええ」
愛想なく答えると
「パタヤではどこのゴーゴーがいいですか?」
ですって
しばらく質問攻めにあったわ
「貴方、パタヤは初めてなの?」
「はい」
「どうしてアタシなの?」
「はい?」
「どうしてアタシに聞くの?」
「ボーイと別れるときの貴方の笑顔がとっても素敵で・・・」
「ありがとう」
「とっても優しいそうだし、それに・・・」
「まだ理由があるの? 1つでよくってよ」
「ボーイのバイクで送ってもらうってことは慣れていらっしゃるかと・・・」
「そりゃあそうよ! 何度も来てるもの!」
「やっぱり、詳しいんですね」
「で、タイプは?」
「クマさん!!!」
「ク、クマ?」
「自分がクマさんなんで、クマさんが好きなんです」
「じゃあ、すぐそこの BOYZ か A-Bomb に行けばいるわよ!」
「本当ですか!」
「ええ。たくさんのゴリラがいるわよ!」
「えっつ!? ゴリラじゃあダメなんです! クマさんでなきゃあ」
ゴリラとクマは違うらしいわ

アタシ
マッチョとデブの区別は明確につくのだけれど
ゴリラとクマなんて
アタシにとっては
ほぼほぼ同じ
同じものを区別するなんて
土台無理な話よ
目くそと鼻くそ
くらいなら区別はついても
『うちわ』 で法務大臣を辞任した薄馬鹿・松島みどり
と
妖怪人間べム
の区別は難しいでしょ

それと同じよ
