奈良に燃えよう! | 奈良クラブサポーターズサイト NaLa12

奈良に燃えよう!

奈良と聞くと、どうしても熱くなってしまう。そんな経験があるのは僕だけじゃないはずだ。

アーティストの奈良美智の記事に目を留め、アイドルの奈良ひとみのブログをチェックしてしまう。大阪にドライブに行けば茨木市で奈良町の看板をめざとく発見し、なぜか大仙古墳に的外れなライバル心を燃やす。
ジッタリン・ジンと二丁拳銃をどこかで応援し、堂本剛と明石家さんまの出身地を町名に至るまで知っている。高校野球で応援するのはいつも天理高校か智弁学園、それとも郡山高校だ。
好きな時代は奈良時代。戦国武将では筒井順慶をひいきし、島左近の活躍に胸を踊らせる。


奈良に恩義があるわけでも、奈良が世界一すばらしい場所だと思っているわけでもない(もちろん奈良は素敵な町だ。だけど、それを言うなら堺だって、松江だって、稚内だって素敵な町だろう)。
結局、自分が住んている所だから、なのだ。ほかに立派な理由があるわけではない。

だけど、僕は「奈」という字と「良」という字が並んでいるのを見ると、どうしてもピンときてしまう。心のどこかが、熱くなってしまう。その気持に嘘はない。

だから、大好きなサッカーの世界では、ずっと少しひっかかるものを感じていた。熱狂的にサポートできるクラブはあった。素晴しいスタイルと、愛さずにはいられない鈍くささを兼ね備えたクラブだった。スタジアムの貧弱さに文句を言いながら、僕はその場所を心から愛していた。

だけど、そのホームは、僕のホームタウンではなかった。僕は、その街に住んでいるわけでも、そこで生れたわけでもない。地元の人の話題についていけず、後援会に入れず(そこの市民でないと入れないのだ)、どこかいつも違和感があった。何度か、引っ越すことも考えたけど、気がつくとやっぱり奈良にいた。

そんなある日、今年の夏の日に、奈良クラブの試合を見たのだった。
それは、僕のホームタウンの名前を名乗っているクラブだった。
僕の家のすぐ近くで練習しているクラブだった。
そして、素晴しいサッカーをしていた。アマチュアだからという甘えのない、しっかりとパスを回し、ゲームを組み立てるサッカーだ。

一目みて、僕はやられてしまった。あっという間にクルヴァに加わって、応援をするようになったのだ。


もちろん、ささやかな問題点はあった。大抵の場合、応援をしているのが僕らだけだ、というようなことはその一部だ。
相手サポはおろか、相手側の観客すらいないという状況で声出しをするのは、埼玉スタジアムで赤い人たち相手にする時と同じか、それ以上の勇気を必要とする行為だ。うっかりすると正気に戻ってしまう。気持ちを入れて入れて入れていかなければならない。

もうひとつ厄介なのは、クラブの主戦場が奈良県リーグであることだった。僕らは頑張って奈良クラブを応援するのだが、対戦する相手もやっぱり奈良なのだ。
そんな試合では、奈良を愛する心は、時として持って行き場が難しくなる。同じように奈良を愛する人(あなたのことだ)を誘うのにも迷いがあった。

だけど幸い、選手達はこの問題への解決の道を切り開いてくれた。奈良県リーグのプレーオフを一位で突破し、12月の府県リーグ決勝大会への参加を決めてくれた。
これを勝てば、来年は関西リーグに昇格できる。奈良県代表として闘える。
いや、もう12月の時点から、奈良クラブは奈良代表なのだ。他の2府3県の上位チームと昇格を争うのだ。奈良のサッカーのために、奈良の夢のために、奈良クラブは闘うことになる。

だから、もう迷いなく言える。

奈良に燃えよう。

奈良が好きなら、
サッカーが好きなら、
いいサッカーが好きなら、
「奈良!奈良!奈良!」と絶叫したいなら、

一緒に奈良クラブを応援しよう。

奈良初のすばらしいサッカーを、関西に、そして全国に広めていこう。

決戦の12月は、もうすぐそこだ。
僕等は奈良のゴール裏で待っている。

(おかもと)