高校へ通いながら、居酒屋でのバイト生活が始まった

 

 

僕の働き始めた場所は

 

先輩たちはみんな見た目が厳つくて

 

初めはとにかく怖かった

 

でもそれは最初だけだった

 

僕は基本的にホールを任されたのだが、

 

みんな優しく丁寧に教えてくれたり

 

世間話など、積極的に話しかけてくれた

 

かずみくん「え、何お前彼女とかいんの?」

 

僕「一応います…」

 

かずみくん「彼女見せてよ」

 

僕「この子です…」

 

かずみくん「可愛いじゃん!ちょっと紹介してよ」

 

僕「駄目に決まってるじゃないですか!」

 

かずみくん「あ?」

 

僕「え…」

 

かずみくん「冗談に決まってんだろ」

 

かずみくんは、見た目はすごく強面で厳つかったが

 

とにかく優しくて、僕の緊張をほぐしてくれた

 

だが、その見た目でその冗談はきつかった

 

 

かずみくん「てか、こいつ何歳だと思う?」

 

かずみくんが指を刺した先には

 

ゴリっゴリの金髪ギャルがいた

 

正直、スタイルも良くて可愛い子だった

 

まみ「何歳に見える〜?」

 

僕「え…19歳くらいじゃないですか?」

 

まみ「え!マジそんな大人に見える〜!?」

 

まみはなぜか喜んでいた

 

かずみくんはニヤニヤしていた

 

かずみくん「馬鹿か…こいつ15だぞ」

 

僕「え!!!!てか、15で居酒屋働いていいんですか?」

 

僕はなぜか小さい声でそう言った

 

まみ「よろしく〜!」

 

 

やばい雰囲気を感じた

 

この店大丈夫なのか???

 

なんだか僕は、不安を感じていた

 

だが、現実逃避をしたかった僕にとっては

 

最高の居場所だった