お母さんが死んで

 

親がいなくなった僕たち姉妹3人は

 

離婚したお父さんか、最後までお母さんの側に居てくれたおじさんか

 

どちらに面倒を見てもらうか

 

選択をすることになった

 

でも僕たちの答えはもう決まっていた

 

最期の最期まで、お母さんを愛してくれたおじさんについていくことだった

 

それから僕たち姉妹は

 

おじさんに後見人という形で、面倒を見てもらうことになった

 

おじさんが後見人になったとはいえ、

 

住む家も変わらないし、今までの生活と大きく変わることはなかった

 

 

お母さんの葬式を終え、冬休みも終わった

 

お母さんが死んでから僕は、何もかもがどうでも良くなり

 

自分で自分の人生を壊していくことになる

 

 

学校へ行けば、噂を聞いた友達やクラスメイトが

 

かわいそうな人を見るかのような目で見てくる

 

僕の目にはそう映っていた

 

むかついた

 

すごくむかついた

 

だって僕はかわいそうなやつだったから

 

 

とにかく現実逃避したかった僕は

 

夜家に帰ることも少なくなり

 

友達と夜遅くまでボーリング場で遊んだり

 

バイクを乗り回したり

 

とにかく友達といる時間を増やして

 

1人でいる時間を減らすようにしていた

 

 

バーミヤンでのバイトは続けていたが、

 

遊んだり、生活していくには

 

お金が足りないと感じていた

 

そこで僕はその事を友達に相談した

 

僕「今のバイト先さ〜、楽しいんだけど月5〜6万しかなくてさ」

 

いさむ「まあ、ファミレスじゃそんなもんだろ」

 

いさむ「俺が働いてる所、紹介してやろーか?」

 

僕「まじで!!!ありがと〜」

 

いさむ「でもお前、マジで覚悟したほうがいいぞ?」

 

僕「え…まあ大丈夫でしょ!」

 

そんなこんなで、いさむの働いている居酒屋を紹介してもらうことになった

 

だが、このことがきっかけで

 

僕の人生がどんどん悪い方向へと向かっていく…