​明日は元旦。もちろん旧暦ですが。
朝から石上神宮→大神神社→橿原神宮(長山稲荷社)を参拝しようかと考えています。

先日、ロシアのメドベージェフ氏が北方領土について語った内容が少し話題になっていました。
以前より、日本人が苛立つ発言の多いメドベージェフ氏ですが、発言内容をよく読むと言わんとすることがわからんでもない、とも感じました。

昔からロシアが北から攻めてくる、中国が沖縄に攻めてくる、と騒ぎますが、よく考えると日本国内には米軍基地が約130カ所あります。

それに米軍が管理し、民間機が許可なしで飛べない横田空域の存在。
重要な政策は日米合同委員会で決定されるという現実。

そしてアメリカの文書開示により、近年知られるようになった「プロジェクト・フラ」。
ソ連が北方領土を占領できたのは、ようはアメリカが前面支援したおかげであることが明らかとなりました。

そのアメリカが北方領土返還に横槍を入れている状況。

「北方領土を返還せよ」とロシアにいう前に、まずアメリカから独立してからモノを言えといわれているわけです。

とこで日本は、ウクライナ問題でロシアを制裁していますが、昨年末、日本がロシアから購入したLNGは過去最高の月間83万3000トン、前年同月比で42%の増加だそうです。ロシアに天然ガスを売ってもらっているのです。

中東情勢な不透明な今、ロシアと事を構えることが国益に繋がるのでしょうか。
アメリカの遺伝子組み換え食料を購入するより、ロシアの安全な食料を輸入する方が良いと考えるのは私だけではない筈です。

いまだ日本では一方的にロシア・悪、ウクライナ・善と偽った報道がなされているウクライナ問題ですが、西側諸国から制裁を受けている筈のロシアは、アフリカ諸国と次々と友好関係を築いています。
そして中東のサウジアラビアを始めとする産油国が米ドルを放棄し、ロシアと同盟関係を結びつつあります。ペトロダラーの崩壊であり、基軸通貨米ドルの凋落は明らかとなりました。

先月には国際司法裁判所(ICJ)が、イスラエルのガザにおける行為はジェノサイドであると認定しました。ここでも米英イスラエルの旗色が悪くなっています。

この数世紀、世界を牛耳ってきた米英を中心とする西側諸国が孤立しつつあります。
西側諸国のこれまでの繁栄は、アフリカ諸国や中東などを搾取することにより成り立ってきたわけですが、それが大きく変わろうとしています。

フランスは電力供給の70%を原子力でまかっていますが、それは旧植民地であるニジェールからウランを搾取していたからでした。しかし、これらの国々もNOと言い始めています。

世界が大きく変化しようとしているなか、我が国の体たらく振りは非常に残念であり、また無力な自分自身も情けなく感じる毎日です。

今朝方、アメリカの元FOXのタッカーカールソンが、プーチン大統領に単独インタビューした全訳が既にネット上に出ているようなので、何が語られたのかこれから帰宅して観ようと思います。