少し前になりますが、建設業をされている会社の役員さんで、労災保険の特別加入をされている方から、通勤災害に遭ったので労災の休業補償を申請したいと連絡がありました。

ちょっとバタバタしていた時でしたが、休業補償の手続きを早急にということで処理させていただき、管轄の労働基準監督署への支給申請の届け出も終了していたのですが・・・。


一昨日、たまたま別件でその事業主さんより電話があり、ついでに休業補償の進捗状況にも話に及んだとき、ふといろんな懸念が頭をよぎりました。

そこで、改めて事故の様子やその後の経過などをお聞きした結果、今回のケースでは労災よりも自賠責保険を先行させた方が良いと判断するに至りました。

なので、急ぎ労基署へも休業補償の手続きの保留をお願いしたところ、休業補償は審査の段階でしたので、一旦保留にすることができました。


今回の場合、依頼があったのは『労災の休業補償を申請したい』ということだけでした。

そして、お客さんから与えられていた情報も少なかったのは確かです。


しかし、その辺の状況を整理し、必要あればお客さんに再確認する作業しながら、いろんな選択肢を提示するのが我々の仕事。

言われたことだけをやっていたのでは、単なる事務代行屋じゃないか、と自省させられた出来事でした。