バンビちゃん会の高畑界隈巡り、続きです。
鏡神社(前回の記事 → こちら)の摂社、比賣神社です。
比賣神社は新薬師寺さんの東隣に鎮座しています。鏡神社の境外摂社ということになるのかな。
御祭神:十市皇女、 脇座 :弁財天
古来より「高貴の姫君の墓」比売塚(ひめづか)として伝えられていた所で、昭和56年(1981年)より十市皇女を祭神として祀られるようになったそうです。自分が十歳の時のことです。神社的には最近できたくらいのスパンでしょうか?
それはさておき、十市皇女は、父が大海人皇子(後の天武天皇)、母が額田王。そして天智天皇の皇子、大友皇子(後の弘文天皇)の妃であり、葛野王の母です。
母は後に舅に寵愛されるし、父と夫は敵味方になるし、その壬申の乱の後に父・天武の元に身を寄せるも…ややこしくも波乱の境遇を生きた皇女ですね。
神像石(かむかたいし)。
弘文天皇の御曽孫淡海三船公は本邦最初の漢詩集「懐風藻」を編集せられ四面楚歌の中にありながら曾祖父なる弘文天皇(大友皇太子)いませし日を顕彰せられ、孝養を讃へ四代にわたる御姿石を勧請し永く斎き奉らんと願ふものなり。
手前から
淡海三船&公妃、池辺王&王妃、葛野王&王妃、弘文天皇&十市皇女
次は、鏡神社と比賣神社の間に門がある、新薬師寺さんです。
つづく → こちら。
今回のバンビちゃん会の行程 → こちら