金曜日の夜 | 我が家は天才を飼っている

我が家は天才を飼っている

我が家のぶっ飛び息子の記録。
育てにくい子供を育てながら、日々悩み、落ち込み、気付き、観念を手放し、成長させてもらってます。同じ様な子育てに苦労しているお母さん達の少しでも慰めになってくれれば嬉しいです。

金曜日の夜、
息子がテンション高く、4歳の妹を追いかけ回していた。





妹が、キャーキャー言って逃げるのが楽しいみたいで。
でも、見ていてちょっと危ないな~と思ったので、「ケガさせないように気を付けなさいよー」と何度も声をかけた。





間も無く、娘が悲痛な声で大泣き。





調子に乗った息子が、持っていたクッションで妹を壁に押し付け、
妹はその勢いで、目の横を壁の角にぶつけ、ミミズ腫れになっていた。





わたしが厳しく息子を叱り、
息子のテンションが一気に急降下。





「ね、悪気がなくても、ケガをさせてしまったら、結局自分が悪くなって、嫌な思いするでしょ。だから気を付けなさいって何度も言ったんだよ。」





と言うと、





「あーあ、いつも、こういう事になってから気付くんだ。


それまでは止められないんだよな…。


ほんっとにバカでアホな僕の癖だよ。」





って。





「興奮してる時は、ママの声が届いてないの?」





と聞くと、





「届いてないって訳じゃないんだよね…。聞こえてはいるんだけど、脳ミソまで届いてないんだよ。」
と。





一番肝心なとこに届いてないやないかーいっ。





「明日が土曜日だって思って、テンション上がっちゃってたのかな…」





って息子が言うので、





「あんたにとっては、平日も土曜日も変わんなくない?(学校行ってないから…。)」





って答えたら、





「ママは何にも分かってないな…。僕にとって平日は、学校に行ってないから、公園にすら行けないんだよ。

今日だって、お使いに行く時、児童館からクラスの子達が出てきてさー、慌てて逃げたんだから。

そんな僕にとって、土曜日ってのはものすごく特別な日なんだ。土曜日は学校がないから、自由に外に出てもいいでしょ?」





だって…。





まあ、気持ちは分かるけどね…。
もっと平日も堂々としてもいいんじゃないかな。





「楽しい土曜日になるといいね。」





と息子に言うと、





「あんまりいい予感はしないけど。」





と言って、息子は布団をかぶり眠りに落ちました。