2月9日 17時。
仕事はほとんど何事もなく前日と同じように終わりました。
ただ、いくらか腰痛があり、それがここのところ良くなってはいないのでした。最近軽い腰痛があったので、休日はなるべく安静に過ごしていたのでしたが、痛みはあまりひかないのでした。それどころか、いったいいつから腰が痛くなり始めたのか、正確な日時を、わたしはうまく思い出せないのでした。
『あれ？』わたしは思いました。
なるべく腰に負担をかけないよう、ホームでも、車内でも、わたしは腰かけることにしていました。
電車を待っていました。冷たくなったプラスチックのベンチのふちが背骨にあたっていました。
やがて、雪のために遅れていた電車が到着しました。
わたしは立ち上がりました。でも、あまり腰は痛くないような気もするのでした。