初診~入院前日 | 精巣腫瘍をめぐる冒険

精巣腫瘍をめぐる冒険

Ⅲ年b組 予後中間群

2月9日

腰痛がひどくなってくる。

市販の痛み止め常時服用して出勤、帰宅して21時過ぎには就寝。

とにかく雰囲気が暗い。

癌告知がショックなんだなと思い、夜な夜な調べた情報は伝えない。

話す時間もなかった。

夜に38度台の熱発も。この瞬間にもどんどん進行してるんじゃないかと不安で仕方がない。


2月10日

朝には解熱、出勤。

思いつめて勝手に主治医に電話。

もっと早く手術してもらえないか、と交渉するも、次の手術日は祝日のため一週間後の手術日になる、

とのこと。

・・・運わる・・・

『でもまあ一ヶ月先ってわけじゃないし』

『他の病院っていってもなあ・・・。早くできるところってないと思うなあ』

って、曖昧な返事にイラッと来たが、今後の関係も懸念して引き下がる。

夫に、次の休みに近所の総合病院を受診しないか相談するも断られる。



2月11日(祝)

仕事中の夫から連絡が来て、病院の電話番号教えて欲しいとのこと。

痛みが出てきたようで、早退すると。病院は翌日受診することになった。


2月12日

市販の痛み止め内服しているが、動けないほどの腰痛。家族に送ってもらいなんとか受診。

私は自宅で心配しながら帰宅を待つ。

夫、ロキソニン処方されて帰宅。

『・・・は?!』頭が爆発しそうにショックだった。

他の病院紹介してもらってほしかった。


2月13日~2月16日

痛み止め効いて快調。いろいろと話していたら、先週は腰痛のせいで暗かったとのこと。

『だって治るんでしょ?』だって。余裕感じた。調べた情報は全部教えてほしいと言われた。

なので、ステージⅡaのリンパ節転移ありだろうとか勝手に言う。

子供の寝かしつけ中に、夫の乾いた咳が聞こえてふといやな予感。考えない。

のんびり家族3人の時間を過ごす。