バスのなかで2車窓からそとを見ていました。『ん?』と、ふとそう感じたときには、もう駅に着いていました。わたしはバスを降りました。色々な服を着た人達が街を歩いていました。もう夕方でした。時計を見ました。5時を過ぎていました。明日は仕事か、と、わたしは思いました。わたしの睾丸にはがんがいるのか、と、わたしは思いました。明日も仕事だな、と、わたしは思いました。駅のほうへむかっていく人達が大勢いました。わたしもそっちへむかいました。わたしは家に帰るんだ、と、そう思いました。