冒険のはじまり2 | 精巣腫瘍をめぐる冒険

精巣腫瘍をめぐる冒険

Ⅲ年b組 予後中間群

2014年2月7日。午前10時頃。


家に電話しました。


「がんだったわ。」




2014年2月7日。午後2時。Z病院。


「う~ん、硬い。なるほど。それじゃ、服着ていいですよ。」


わたしは下着とズボンをもとのように上げ、診察室の椅子に座りなおしました。


医師は予定をたくさん書き込んだカレンダーを取り上げ「それじゃあねえ、手術の日程決めますよ。う~ん、じゃあ18日で。それで大丈夫ですか。」


「18日。それじゃあ18日に入院ということですか?」と、わたし。


「いや、手術が18日だから入院は17日になります。え~と、CTはねえ、うん、いっぱいだなあ、23日かあ、いや23日までは待てないなあ。うん、じゃあ17日に緊急ということでとりましょう。それでいいですね。うん。だから17日は朝ごはん食べないで来てください。」と、医師。


「え。ええ。」と、わたし。


その後は、血液検査と肺のレントゲンをとり、入院の手続きをし、お金をはらって病院をでました。

寒い日でした。