「かか」
(著)宇佐見りん
うーちゃん、19歳。母(かか)を救うため、ある無謀な祈りを胸に熊野へ。
第56回文藝賞、第33回三島賞受賞(史上最年少)。
世代を超えたベストセラー『推し、燃ゆ』著者のデビュー作。
文体はものすごく独特なのでかなり読みにくいです。
「リズムがあるから慣れれば読みやすい」と言う意見もありましたが、
僕はちょっと乗り切れませんでしたね。
で、この文体も評価されたんでしょうが、発表時、文学界の話題を席巻!
すごい新人が現れた!ってなってましたな。
で
それから5年。
なんとなく
普通の作家になっちゃた気が。。
文学界あるあるだと思うんだけど、
デビュー作でものすごい評価を受けると、
その後が続かないってのがありますな。
この宇佐見りん氏も現時点最新作の「くるまの娘」では普通の文体になってます。
多分、一作目は文学のルール知らないから100%オリジナルで書けたんだろうけど、
文学のルール知っちゃって普通の作家になっていったんでしょうね。。
もしくは自分の意識しないところで評価されちゃったから、
何を書いていいかわからなくなってるのか。。
まあ、文学界だけじゃないですけどねー。
音楽とか漫画なんかでも一緒だと思います。
さて、
これからどうなりますかねー。
また文学界に衝撃を与えるような作品を書けるんでしょうか?
まずは新作を書いて欲しいですな。
どんな作品だろうとも、書き続ける事が大事です。