「ルックバック」

原作 :藤本タツキ

監督・脚本・キャラクターデザイン :押山清高

出演 :河合優実、吉田美月喜

 

学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。

そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。

自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。

正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。

しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。

 
 
観るつもりはまるで無かったんですが、
観た人の感想がものすごくいいので、観ました。
 
もう、すごいですねー。
レビューが熱くて。
「観終わってしばらく立ち上がれない」とか
「今年一番ではなく、人生で一番の映画」とか。
 
「チェンソーマン」の作者・藤本タツキの短編が原作なんですが、
原作は読んでないどころか「チェンソーマン」自体も読んだ事ない私。
 
そんな私の観た感想。
 
いい話だと思うけど、そこまで刺さらず。
 
いや、いいと思うんですよ。
物語も面白いし、
無駄なシーンもないので観ててストレスも無い(上映時間が1時間くらい)し。
なによりアニメーションが良く出来てるし。
 
なんだけど…
 
うーん
 
激推しされ過ぎて期待値が高かったのか、
多くの人がいいって言うものは認めないっていう天邪鬼気質のせいなのか…。
 
ひとつの仮定ですが。
この映画、現実に起きた「ある事件」を想起させる事件が起きます。
それはある層にとっては強烈なインパクトのあった事件なので、
その「ある層」にとってはものすごく琴線の触れる作品になったのでは…。
 
分かりませんけどね。
 
あながち間違いでは無いと思います。
 
 
一個だけ気になったのは。
漫画家を目指す物語なんだけど、それが
「絵が上手いかどうか」
って言う話ししか出て来ないんですよね。
 
漫画で重要なのは
斬新なアイディアだったり演出の方だと思うんですが…。
絵は描けば上手くなっていくけど、
斬新なアイディアを考え続けるって凡人には出来ないことだもんね。
 
 
 
 
 

<2024年・ナポリタン映画採点表(☆5個で満点)>
☆☆☆☆☆ :

 あんのこと

 マリウポリの20日間

 哀れなるものたち

 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章

 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章

 

☆☆☆☆★ :

 関心領域

 Ryuichi Sakamoto | Opus

 青春18×2 君へと続く道

 フォロウィング

 オッペンハイマー

 デューン 砂の惑星 PART2

 ミレニアム・マンボ

 コット、はじまりの夏

 

☆☆☆★★ :

 ルックバック

 フェラーリ

 フィリップ

 マッドマックス:フュリオサ

 悪は存在しない

 碁盤斬り

 異人たち

 テルマ&ルイーズ 4K

 落下の解剖学

 白日青春 生きてこそ

 ファースト・カウ

 ミツバチと私

 シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那

 

☆☆★★★:

 リンダはチキンがたべたい!

 プリシラ

 映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)

 ボーはおそれている

 

☆★★★★ :