「関心領域」

 

原作 :マーティン・エイミス

脚本・監督 :ジョナサン・グレイダー

出演 :クリスティアン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー

 

「The Zone of Interest(関心領域)」は、第2次世界大戦中、

ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にある

アウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉で、

映画の中では強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしを描いていく。

 

 

去年も言ったんですが。

 

賞味期限切れ映画です。

 

「去年も言った」って言うのはこれ

 

「エブエブ」もこの映画も、観る前に何の情報も無く観なきゃ駄目。

 

要は映画のフォーマットが最大のオチになるので、

オチを知ってから観てもこの映画の本来持つ面白さを体感できないのです。

 

それをですよ。

 

みんな壮大のネタバレしてくるじゃないですか。

 

「この映画の優れてるのはこういうところで」って言うのを、

みんな事細かに書いてるじゃないですか。

 

普段は

 

「ネタバレになるので書けませんが」とか書いてるくせに。

 

(ちなみにナポリタンさんはこの「ネタバレになるから~」って言葉が大嫌いです。

 ネタバレにならないように書けばいいだけの話しでは?

 自分に文章力がない(以下略))

 

 

まあ、

 

難しいとこですけどねー。

 

ストーリーで見せる映画なら、どこまで書いていいかって分かりやすいんだけど、

こういう斬新な手法の映画って、どこまで書いていいかって…分かりずらいのは確か。

それに、そこに触れないと、この映画が如何に優れた映画かって説明できないですよね。

 

だからね、

 

この映画ってすごく損してると思うのですよ。

 

すごい映画なんです。

 

今まで作られてきた映画って映像と音で見せる映画じゃないですか。

 

でもこの映画って

 

観客の想像力で見せる映画なんですよ。

ありました?そんな映画!

 

だけど、映画の記事とかレビューとかブログとかで散々にネタバレしてるでしょ。

 

だから、この映画の本当の伝わってないんじゃないかなー。

 

本当に

 

世紀の大傑作

 

なんですけどね。。

 

 

ただちょっと、監督の狙いが分かりやすすぎ、

で且つ誰が観ても同じ感想しか持てない映画なので、

そこはもうちょっと自由度がある方が僕は好きですね。

 

 

 

<2024年・ナポリタン映画採点表(☆5個で満点)>
☆☆☆☆☆ :

 マリウポリの20日間

 哀れなるものたち

 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章

 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章

 

☆☆☆☆★ :

 関心領域

 Ryuichi Sakamoto | Opus

 青春18×2 君へと続く道

 フォロウィング

 オッペンハイマー

 デューン 砂の惑星 PART2

 ミレニアム・マンボ

 コット、はじまりの夏

 

☆☆☆★★ :

 悪は存在しない

 碁盤斬り

 異人たち

 テルマ&ルイーズ 4K

 落下の解剖学

 白日青春 生きてこそ

 ファースト・カウ

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 シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那

 

☆☆★★★:

 リンダはチキンがたべたい!

 プリシラ

 映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)

 ボーはおそれている

 

☆★★★★ :