「水のないプール」

 

1982年の日本映画。

監督は若松孝二、出演は内田裕也、未唯mie、中村れい子

 

主人公の男は地下鉄の駅員。

家に帰れば口やかましい女房、仕事は毎日喧噪の中で無気力になっていて何かを変えようとしながらうまく行かない。

ある日、男は大量のクロロホルムを手に入れ、侵入に必要な道具を買い揃えた。

男はまず、じゅんのアパートで実験してみる。

窓の隙間から注射器でクロロホルムを注入し、じゅんを眠らせた。

この成功に味をしめて、かねてから目をつけていたフルーツパーラの店員ねりかの部屋へ。

自分は昏倒しないように防塵マスクで身を堅めてねりかを犯す。

 

 

ええと。

 

何の映画だろう?

 

この後、男は

・女性の部屋に定期的に侵入

・ポラロイドで裸の写真を撮る

・事が終わった後は朝ごはんを用意する

・地下鉄は辞める

・マッチョになる

・ある日、うっかりクロロホルムを吸って、警察に捕まる

・しかし、女性は告訴を取り下げる。

 

 

 

何でしょう?

 

一般人の心に潜む「狂気」とかを描きたかったんですかね?

もしくは「男の欲望」とか…

 

 

まあ、あんまりストーリーとかはどうでもいいんでしょうな。

内田裕也という稀代のロックスターのPVみたいなもの。

内田裕也ファンが内田裕也を観に行くためのファンムービーですね。

 

「考えるな、感じろ」

 

って感じの映画ですな。