「誰も知らない」

 

2004年の日本映画。

脚本・監督は是枝裕和、出演は柳楽優弥、YOU、木村祐一、遠藤憲一、寺島進、平泉成

 

 

父親が異なる4人の兄妹と母の母子家庭。

アパートを追い出されないために、父が海外赴任中で母と息子の2人暮らしだと偽って暮らす彼らは、

そのため学校にも通ったことがない。

だが母親に新たな恋人が出来て、兄妹に20万円を残して失踪、子供たちはなんとか自分たちで暮らしていこうとする。

 

 

もう20年も前なんですねー。

柳楽優弥がカンヌで賞獲ったの。

今じゃすっかりおっさんになってるもんね。

 

実際にあった事件をベースにした物語らしいけど…

 

うーん

 

大人目線で見ると、大人に助けを求めればいいのにって思うけど、

それは多分当事者の子供にとっては違うんでしょうな。

多分、学校に行けなくてもごはんが満足に食べれなくても、

それは置いておいて「家族で過ごす」ってことが重要なんでしょうな。

 

ただ、回りの大人は助けてあげないといけないですよね。

生命の危険がありますから。

 

だから、この映画に出てくる大人は…ちょっとどうかと思いますな。

ちゃんと子供を保護する方に動かないと。

 

 

それにしても

 

やっぱり人間って変わらないですねー。

 

是枝監督のテーマである「血の繋がらない家族」ってこの頃からずっとですもんね。

(まあ、ここまで変わらないのも珍しいのかもしれないけど)

 

 

でも、僕が子供の頃って20年魔って言うとすごい昔だったけど、

今から20年前とかってあんま変わらないですな。

 

文明の進歩のスピードが落ちてるのか、

ただ単に僕が流行りに鈍感になったからなのか。。

(多分どちらも)