「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」
原作 ：浅野いにお
監督 ：黒川智之
出演 ：幾田りら、あの、種崎敦美、島袋美由利、大木咲絵子、和氣あず未、白石涼子、TARAKO
3年前の8月31日、巨大な宇宙船「母艦」が突如として東京に襲来し、世界は終わりを迎えるかに見えた。
その後、絶望的な状況は次第に日常に溶け込み、上空に母艦が浮遊する異様な光景が当たり前となっていた。
そんな中、女子高生の小山門出と「おんたん」こと中川凰蘭は、
担任教師の渡良瀬や仲の良い友人たちとともに何気ない学生生活を送っていたが…
原作は（興味はあったんだけど）未読。
映画も観ようかどうか迷ってたんですが、
評判がすこぶる良いみたいなので観に行きました。
うーん
これは
かなりいいですな！！
いや、これは前章だから、後章も観ないと何とも言えないですけどね。
でもこの前章を観る限り、後章もかなり期待ができますな！
日常の中に現れた非日常。
この非日常ってのが現代の色々なもののメタファーですよね。
それは「戦争」だったり「犯罪」だったり「病気」だったり。
非日常ってあり得ないことではなく、日常のすぐ隣にあるものなんですよね。
そうなると人はどうするか。
淡々と日常を過ごすことしかできない。
非日常が近くにあると分かっても、どうすることもできないですからね。
ただ淡々と、目の前にあるものをクリアしていくしかできないのです。
映画には「ドラえもん」によく似た（てゆうかそのまんま）の漫画が物語のキーとしてでてくるんですが、
それも理由が分かりますよね。
「ドラえもん」って日常の中にちょっとした非日常が入り込む物語だもんね。
そんな非日常の隣にいる、女子高校生たちの日常を描いた物語。
果たして、彼女たちの「日常」はどうなってしまうのか？
後章が楽しみでなりません！
主人公役の幾田りらさんとあのちゃんの演技も見事。
幾田りらさんは「竜とそばかすの姫」で実力分かってましたが、
あのちゃんにはびっくり！
出来る役は限られてるかもだけど、自然な演技でしたねー。
そんじょそこらの役者なんかより全然上手いと思います！
※後章は5/24公開なので、採点は暫定になります。
＜２０２４年・ナポリタン映画採点表（☆５個で満点）＞
☆☆☆☆☆ ：
哀れなるものたち
☆☆☆☆★ ：
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章
デューン 砂の惑星 PART2
ミレニアム・マンボ
コット、はじまりの夏
☆☆☆★★ ：
テルマ＆ルイーズ 4K
落下の解剖学
白日青春 生きてこそ
ファースト・カウ
ミツバチと私
シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那
☆☆★★★：
映画ドラえもん のび太の地球交響楽（シンフォニー）
ボーはおそれている
☆★★★★ ：