「ビリーバーズ」
２０２２年の日本映画。
原作は山本直樹、脚本・監督は城定秀夫、出演は磯村優斗、北村優衣、宇野祥平。
とある無人島で暮らす2人の男と1人の女。
宗教的な団体・ニコニコ人生センターに所属する彼らは、互いをオペレーター、副議長、議長と呼び合い共同生活を送っている。
瞑想、見た夢の報告、テレパシーの実験など、メールで送られてくる様々な指令を実行しながら、
時折届くわずかな食料でギリギリの生活を保つ日々。
それは俗世の汚れを浄化し、安住の地を目指すための修行とされていた。
そんな彼らの日常はほんの些細な問題から綻びを見せはじめ、互いの本能と欲望が暴き出されていく。
映画公開してたのをしばらく気づかず、
気づいた時には終映間近で見に行けなかった一作。
山本直樹、大好きなんですよねー。
森山塔時代は知らないんですが、
スピリッツでメジャー週刊誌連載デビューしてからは大ファンであります。
元がエロ漫画出身なので、一般作でもエロ描写は結構あるんですが…
このエロ描写が
すごくエロい
のは置いておいて、
なんて言うかせつなさって言うか哀愁があるって言うか、
すごくいいんですよ。
なんか
ちんちん勃ちながら泣いてる
みたいな変な状況になります。
そんな山本直樹原作の映画化。
エロシーンは無理かな…とおもったら、
主演の北村優衣さんが大胆な濡れ場っぷりでちゃんとありました。
まあ、エロ抜きじゃ成立しない話だから当たり前っちゃー当たり前なんですが、
よくぞ引き受けてくれた！北村優衣さん！！
感謝、感謝ですなー。
これで売れてくれるとありがたいです。
映画としては原作そのまんま。
これだけ完璧に映像化してくれれば誰も文句はありませんな。
…とか書くと、この時期、「セクシー田中さん」の話しになりますが…。
僕は原作通りにするのが全て正しいとは思わない派なので、色々思うところはありますな。
漫画を映像化するとはどういう事か、ちゃんと説明しない編集者が良く無いと思います。
カルト宗教と人間の「欲」を描いた作品として秀逸。
もっと話題になっても良かったのになーと思ったんですが、
やっぱエロシーンが多過ぎてあまり宣伝できなかったんですかね？