「むらさきスカートの女」
(著)今村夏子
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、
彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し…。
これは!
すごい!!
主人公の視点から「むらさきスカートの女」が変わった人だと語られるのですが、
読む側はどこか「違和感」を感じる訳ですよ。
それが後半、その「違和感」の正体が明らかに…。
うーん
すごいね。
すっかり騙されましたよ。
こんな騙されたの、ファミコンの「ポートピア殺人事件」以来ですよ。(←どんだけ前だよ(←こういう事ばっか書いてるから、若い読者がつかないんですよね))
すごい書き手が居たものですよ。
てか最近、女性作家の本ばかり読んでる気がするんですが…
何やってる、男性作家!!
僕が知らないだけなのかもしれませんが、
なんか女性ばっかが元気な気がします。
男性作家で面白い小説もたまには読みたいなー
と思う今日この頃です。