「爪と目」
(著)藤野可織


今回の芥川賞受賞作。
持前のミーハーぶりを発揮して、
読んでみました!



うーん。

よくわからないや。。

「あなた」は眼科で父と出会う。
「わたし」の爪と「あなた」の目も必ず出会う。
娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描く芥川賞受賞作


らしいです。

この小説では自分の継母を「あなた」、
語り手の自分を「わたし」と表現しています。
…と書くと一人称小説みたいですが、
「あなた」「わたし」と言っていても
内容は三人称小説。

え?
何言ってるのかって?

だからぼくもわかんないだってば!!!

例えばさあ、「走れメロス」あんじゃん。
太宰治の。
あれが
「あなたは激怒した。あなたには政治は分からぬ。あなたは走った」
って書いてあるような…。

…。

例え出してもわからねえなぁ。。


…まあ、そういう「人称」と「内容」の不整合が
微妙なゆらぎをもたらしてる、
て感じで評価されたんでしょうな。
言ってみれば、選考委員(つまりは小説家)に
評価されそうな作品です。
同業者なら「こういう手があったか!」って
喜ぶんでしょうけど…。

なんとなくラッキーパンチな気がする。
考えて生み出した手法ってよりは、
なんとなく思いついてやってみたら
いい評価もらえちゃった、みたいな。。

まあ分かりませんけどね。
この後、ものすごい傑作出すかもしれないし。



ちなみに、作者はこの物語をホラーとして書いたそうです。

…ホラーか?

まあ僕も、このブログを

お茶の間ほのぼのエッセイ

として書いてるんですがね。

どうですかね?(←何が?)