復活祭前の聖週間。

いよいよ最終日を迎えました。


昨日作った
ナポリの期間限定ご当地スイ-ツ、
パスティエラは、復活祭当日を待たずに実食。

タルト生地の厚み、サクサク具合、甘さ、
詰めたクリ-ムの焼加減、香り、味。

どれをとっても美味しかったです。












その後、もう一つの復活祭限定メニュー、
カサティエッロという塩味のタルトの
調理に着手。


イタリア語をカタカナ表記にすると、
「ティ」や 「ッ」が多く、
やけにややこしい感じになります。

大変読みづらいと思います。

心苦しいばかりです。

写真は
発酵したピザ生地を薄く伸ばし、
その上に細かく切ったサラミやチ-ズを
たっぷり乗せ、黒コショウを散らした状態。

その後、端からクルクルと丸めて、
棒状にしたら、
端と端をくっつけて丸い形に形成して型ヘ。

ピザ生地にはラ-ドが練り込んであり、
とっても胃に重たい一品です。


焼き上がりの様子。

塗り卵をしたので、こんがりしています。

4つあるバツマ-クのところには、
復活祭のシンボルである卵が。


ナポリ人の皆さんには、
卵が檻に入っている様に見えるらしいです。

初めて見た時、
私には全く想像出来ませんでした。

ナポリの方々の想像力は逞しいです。

食べる際に卵を救出。

しかし、その後、食べられてしまう卵ちゃん。

檻に入っている方がいいのか、
自由の身になった方がいいのか、
卵の状況は微妙なところです。

カサティエッロの実食は復活祭当日。

今から楽しみです。












パスティエラ、カサティエッロの他に、
ナポリ郊外の各都市でもそれぞれに
地方限定メニューがあるという事を
知りました。


丸いお菓子はタラッリという、
ナポリ郊外の一部の都市で、
復活祭に合わせて作るお菓子です。

こちらもラ-ド入り。

重たいので、たくさんは食べられません。

ナポリの豊かな食文化を物語る、
食べる復活祭。

いよいよ当日です。