『春の総決算』中編、知人(大先輩)の個展に行ってきました。

   「傘寿」を記念しての展覧会、趣味として制作に全精力を注いだ集大成を鑑賞させていただきました。

   「県展・市展・コンクールには一切興味なし、販売もしない。気心の知れた人に見てもらうことが自分の生きる糧になる。」

   徹底した日曜画家、無欲から生み出される心象表現の極致にただただ首を垂れるのみ・・・。

   「サンジュー・ベリマッチ」などと不用意な発言は炎上の元と重々承知で御伝えしたら、「ユー アー クレージー・キャッツ」と返され、しどろもどろとなりました。

   ジョークを受け止め柔和な表情で一点ずつ説明していただき、大事なものを探す旅の一つを終えることができました。

   ところで、サンジュといえばサン・テグジュペリ、気まずい雰囲気を押しのけて寸鉄を載せた次第です。   

 

『心象風景』

 

『ひまわり』

 

『まどろむ』

 

『砕ける波』

 

『鹿野城址の桜』

 

『大山の春』

 

『冬の賀露港』

 

『冬の贈り物』

 

大先輩の軌跡

 

★★★★★★★寸鉄★★★★★★★

サン・テグジュペリ(1900~1944)

 

「地球の人たちって」
「ひとつの庭園に、五千もバラを植えてるよ。それなのに、さがしているものを見つけられない」
「見つけられないね」
「だけどそれは、たった一輪のバラや、ほんの少しの水の中に、あるのかもしれないよね」
「ほんとうだね」僕は答えた
王子さまは言い足した。
「でも目では見えないんだ。心でさがさなくちゃ」

(『星の王子さま』)