地球は青かった?『ウォンテッド』第百三十一弾、中国【パストン グローブ】です。
人類初となる宇宙から地球を眺めた飛行士も真っ青、「地球はキンキラキンだった。」
青と金の地球儀2種をベトナムのコレクターが、「皆さんはすでにお持ちかと思いますが・・・」と言わんばかり。これぞ「イワンのばか」???
これには、高市早苗さんも同調、「悔しいったらありゃしない!」
コレクションの世界は持たざる者との格差が広がる一方、それでも、めげず・懲りず・お構いなしで続けるしかありません。
ところで、ガガーリンは1961年「地球は青みがかっていた。」と語りましたが、そう言われても実際見ていないので・・・。
それから8年後の1969年、アポロ10号から送られる映像に衝撃と釘付け、「青かった」、「あの中に自分もいるんだ」、「まん丸だ」、「海水は飛び散っていない」、「宇宙に浮いている」等、納得した方も多々おありかと推察します。
さて、今夜の一人読書会、谷川さんの地球見聞録を拝読しながら、ひそかに「地球独り占め計画」を企むことにします。
★★★★★★★一人読書会★★★★★★★
アポロ10号がうつしてきた何枚かのカラー写真を雑誌で見た。
月面のクローズアップも面白かったけれど、私は地球のロングショットのほうに目を奪われた。そのページを切りとり、私は仕事机の上にはりつけた。
宇宙空間からふり返って見た地球、いわば鏡にうつして見た私たちの遊星の顔、その想像図はずいぶん昔からあったと思う。
子どもの頃にすでにその種の絵を見ていたし、現に今、手もとにある1963年発行のある本にも「空間に浮かぶパステルカラーの地球」のさし絵がある。
その時点までの科学的知識の上に立って描かれたそれらの想像図は、決して荒唐無稽なものではなかった。
けれど、それらの絵を見なれていたにもかかわらず、アポロ10号のうつした地球の写真が私にあたえたショックは大きかった。
(谷川俊太郎『散文』)
★★★★★★★寸鉄★★★★★★★
空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた。
ここに神は見当たらない。
(ガガーリン)