1968年といえばメキシコオリンピック、忘れもしない走り幅跳びの記録「8メートル90」に世界中がどよめきました。

   中学生だった私は、飛んだ瞬間からの「空中散歩」に衝撃を受けました。その頃、3メートルが飛べるかどうかの自己記録で苦しんでいただけに、「あと僅かで9メートル!?!」

   その選手はボブ・ビーモン(アメリカ)、超人とはこの方のことでしょうか。

   ところが、先日、目に留まった「ビーモン氏の金メダルが競売へ」何があったのでしょう。

   今までも、生活苦から売った人、川に捨てた人、さらに電車に置き忘れた人ありで「金メダル哀史」は続くようですが、納得のいく手放し方とは言えません。

   因みに、走り幅跳びの世界記録は「8メートル95」(マイク・パウエル、1991年)です。

   語ることができない1本とともに。

 

カルヴァドス【レルーヴィエ  1968

 

★★★★★★★レギュラー瓶★★★★★★★

 

★★★★★★★一人鑑賞(干渉)会★★★★★★★

   メキシコ五輪(1968年)で、当時の世界記録を樹立した金メダルを落札価格44万1000ドル(約6500万円)で手放した。

   写真は、ボブ・ビーモン氏(77)が獲得した金メダル。
 クリスティーズで行われたオークションを前に、ビーモン氏は「あれを人手に渡すときが来た」と語った。

   「オークションはメダルを披露すること、さらにはその記憶を保存するための素晴らしい方法だ」とし、「陸上界の功績の重要性を理解している」買い手に渡ることを望んでいると話していたが、落札者については明らかにされていない。

(『時事通信』2024.2.2)