滑り止め付の靴下を履いたら

ペタペタして
ご飯粒を踏み潰している気がして
つい 足の裏を確認してしまいます

息子達に
今年のお祭りは 中止になりそうよ、と
LINEしました


引越しの続きです

やはり その日に
洗濯機と
長男のお布団は届きませんでした

これまでのアイリスオーヤマとのやり取りで
予測していましたので
長男はベッド用のマットレスの上で
寝袋と毛布にくるまって休むことになりました

お茶かお酒でもしながら
少し話をしようかと思っていたのですが
いかんせん
寝ずに荷作り→夕食でお酒
の後に5階まで冷蔵庫を運んだものですから
とても疲れていたのでしょう
彼はいつのまにか寝ていました

電気を消して
目を閉じると
スースーと寝息が聞こえてきます
懐かしさと
ちょっぴり淋しさと
…私も眠ってしまいました

翌朝
アパートの裏にある神社に

無事に引越しができました
息子がお世話になります
よろしくお願いします、とお詣りしました

徒歩圏内に

大きなお寺

行列のできる  豆大福屋さん


アパートの1階は
美味しいラーメン屋さん

町工場もあり
住みやすそう、と安心しました

おおよそのことを見届けました
翌日から外出自粛要請が出ていましたし
義母のことを
頼りない次男に任せてきたので
自宅に帰りました

長男の部屋を出るとき
玄関先で
主人がくるりと部屋の方を向き

よろしくお願いします

と頭を下げました


この子が
大学2年の時
勝手にひとり暮らしを始めた時と
次男を遠くの大学に送って置いてきた時
これらの時とはまた違う
今回は 何と言ったらいいのか…
車中 しばらく 主人も私も無言で…

休学届けを2回も差し出した愚息
あいつの人生だと
それに黙ってハンコを押した主人

もう周りのお友達は働いているのよ、と
涙目で訴えた私

遅れた分を がむしゃらに取り戻すことはしないけど 
ちゃんと最後は 2年なんてどうってことなかったね、って思えるようにするから
…と静かにいった愚息

いろんな事がありすぎた6年間でした

どうか
何事もなく よい日々が送れますように…

息子をよろしくお願いします