お久しぶりです。
また内容が暗いです。
苦手な方は飛ばしてください。
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
最近体調が悪い。
その言葉では表しきれないほど体が不調を訴えている
今週だけでも何度も倒れそうになった。
ただありがたいことにお仕事が立て続けにあり、
病院に行くことすら忘れていた。
そんなある日のレッスンで私は倒れた。
起きると医務室のベットに横になっていた。
そばにはマネージャーさんが居て私が起きたことに気づくと病院に行くかどうか聞かれた。
私は最近のことも気になっていたので病院に行くことにした。
マネージャーさんの運転する車で近くの病院へ行った。
病院である程度の検査をし終え、診察室に戻る。
そこで医者に言われたのは
余命宣告だった。
なんだか私は難しい漢字が羅列された聞き慣れない病気らしい。
残された時間は1ヶ月。
発症人数も少なく、最近発見されたようで
完全に治す方法がまだ見つかっていないみたい。
もう少し病院に早く来ていれば上手く、
その病気と付き合っていく可能性もあったみたい。
ただ私は手遅れだそう。
延命治療もあるそうだが期待はしない方がいいと言われた。
痛み止めなどの薬を処方されて診断は終わった。
私の一生の宝物は櫻坂だ。
残った時間私は全力で櫻坂に注ぐ。
上層部の人と話し合って卒業は3週間後のアニラ。
アニラまでファンの方にもメンバーにも卒業のこと、病気のことは伝えない。
正直アニラまで持つがどうか分からないし、
楽しいライブにしたいし、
自分のことを気にかけてもらうよりも、
Buddiesのこと、ライブのことに
集中してもらいたい。
突然のことだが、
私はひかると付き合っている。
メンバーのみんなに打ち明けた時は、
受け入れてもらうか少し怖かったな。
同じ家には住んでいないが週の半分以上はどちらかの家に泊まっている。
自分で言うのもあれだが、かなりのバカカップルだ。
楽屋の席も、バスの座席も、ライブの時のホテルの部屋だって一緒だ。
卒業する前にしなければいけない事がある。
ひかると別れる事だ。
ひかるには卒業のことも病気のことも言わない。
これまで以上に離れなくなっちゃうし、
ライブのことが手につかなくなると思うから
ひかるにこそ、ライブに集中して欲しい。
本音を言うと、弱ってく自分を見られたくないからだけど、、、。
明日のレッスン後にでも伝えるか、。
別れたくない。
最期まで隣でひかるの笑顔を見ていたい。
────
「ひかるー!今日一緒に帰ろ!」
森田「うん!もちろん!」
ひかるの隣に入れるのも今日で最後。
最後に勝手に思い出作っていいかな、
「帰り道にけやき坂のイルミネーション見て帰らない?」
森田「いいよ!もうそんな時期か〜。」
私は2年前のこの時期、
木々が青く照らされた、けやき坂のイルミネーションでひかるに告白をした。
森田「うわ〜!やっぱり綺麗!!!」
「そうだね〜笑」
以前はひかるを被写体に何枚も写真を撮っていた。
だが、今回は自分の記憶の中に留めておきたい。そう思った。
最後の2人のお出かけはカメラ越しではなく
ひかるを見ていたかった。
森田「うー、寒い、、、!」
「ははは笑 そろそろ帰ろうか笑
マフラー貸してあげる笑」
今日は私の家にひかるを招いた。
ついに言わなければならない。
酷なことだと思う。
「ひかる、話さなきゃいけないことがあるんだけど、、、。」
森田「んー?どした?」
「ハァ、、、」
言葉が口から出てきてくれない。
森田「ほんとどうした?体調悪い?」
「ううん。大丈夫。」
心の中で決心がついた。
「フゥ…あのさ、ひかる、
私と別れて欲しい、、、」
森田「は、、、、、? ちょ、どういうこと、、、」
「そのままの意味、私と別れて。」
森田「え、、、、嘘だ、、、なんで、」
「ひかるには幸せでいて欲しい。
その時に隣にいる人は私じゃない。
私よりもひかるのことが大好きな人がひかるのことを笑顔にさせてくれるから。」
声は震えてなかったかな、、、
森田「私のこと嫌いになったってこと、、、? グスッ」
ひかるの大きな瞳に涙が溜まっている。
ひかるのことが大好きなのは変わらない。
今後もそれが変わることはない。
「そんなことない。嫌いになんてなってない。」
森田「私は〇〇以上に好きな人なんて居ない!
だから別れるとか言わないで、、、お願いだから、」
ひかるの悲しむ顔を見ているのが辛い。
ただ、このまま付き合っていた方がひかるが苦しむ。
だから思って居ないことでも心を鬼にして言わないと。
「私じゃひかるを幸せにできない。
もうひかるの隣にいるのが辛いの。」
森田「、、、グスッ
もういいよ。正直に言いなよ嫌いだって。
そしたら、言う通り別れるから。」
そんなこと言いたくない。ただ、
「、、、ひかるのことが、、、嫌い、、です、」
森田「ッ、、バイバイ、、」
ひかるが荷物をまとめて部屋から出ていく。
部屋には玄関のドアが閉まる音が響いた。
「これで良かったんだよね、、」
自分しかいないこの空間で返ってくるはずもない問いを投げかけた。
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
続く
続編書きます書きます詐欺をしすぎている気がします、、、
書けてはいるのですが、
なんせ結末を書くのが苦手でして、、、
皆さんに納得して頂けるかが不安で投稿できていないので、もうしばらく他の作品の続編を投稿するのは先になりそうです、、🙇♂️
では、ここらで
なぴ
See you later,alligator🐊