こんにちは。
なぴです。
しばらく投稿が滞ってしまってすみませんでした🙇♀️
今回で完結です。気分によっては続きも書くかもしれないです。
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「え……?
もしかして初めましてではないですか?
ごめんなさい。お名前聞いてもいいですか?」
?「…………」
菅井「〇〇……あのね…ここにいるみんなは〇〇と同じ櫻坂のみんななの。」
えっ…………
わたし……みんなのこと……分からなくなっちゃったってこと…?
「そんな笑えない冗談やめてくださいよ…
いくら菅井さんでも私、怒りますよ?笑」
菅井「……」
「嘘ですよね?嘘って言ってくださいよ!」
ようやくわかった。
なんで私が自己紹介した時みんなが驚いたのか。なんで泣きそうになっている人がいたのか。
1番大切にしてきた人達を私は忘れてしまったんだ……
脳が絶望と哀しみに支配された。
ただただ泣きじゃくり、ごめんなさいと言い続けた。
その日から家から出なくなった。
ただ、その日のことは1秒たりとも忘れていない。
携帯には菅井さんや松田から何件も着信やメッセージがきていた。
返す気になれず携帯の電源切った。
───────
今日は定期検診だ。
といっても医者から言われることは毎回変わらない。正直行く意味なんてないんじゃないかと思っている。
医者「〇〇さん。今回も検査してみましょう。」
ほらな、いつも検査、検査。
病院の先生はなんでそんなに検査が好きなんだろう。
どうせ検査結果も変わらないのに。
愚痴を心の中で漏らしながら検査着から私服に着替えた。
いつものように診察室に入ると私が椅子に座る前に食い気味で医者がさっき撮った検査結果を見せてきた。
医者「〇〇さん、ここ見てください!
なくなってる…」
医者が興奮していて良く聞き取れなかったが、要するにこれ以上記憶を失う可能性は低いとのことだった。
「え、、、ウソでしょ…」
喜びでいっぱいだった。
今まで下に向かっていく暗くて先の見えない階段を転がり落ちていたのがようやく立ち上がれたようだった。
予定を見ると明日はレッスンがある。
その時にみんなに報告しよう。
───────
次の日
今日はレッスンがある。
道を迷わないように携帯で地図アプリを見ながら行く。
レッスン室に入ると松田とその隣に小さな子がいた。
まだ、菅井さんと松田以外の櫻坂のメンバーの顔と名前が分からない
「おはようございます。」
松田「〇〇!なんでメール返してくれなかったの!大丈夫だった?元気?」
「元気。メールずっと返さなくてごめんね。」
レッスンが始まる時間に近づいてきて人が集まってきた。
菅井さんに伝えて、少し時間を貰えることになった。
あの、──
言い終わったあと櫻坂の皆さんが駆け寄ってくれた。
メンバーの名前も顔も忘れていて分からない。だけど、どこか安心する。
また1からみんなと一緒にやっていこう。
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ギュッてまとめた感が出てしまってごめんなさい。
もっと上手く完結できるように頑張ります🔥
ハッピーエンドは難しいですね……向いてないようです…精進します。
小説の倉庫にはバットエンドしかなくて……
皆さんはバットエンド系大丈夫なんですかね……
小言が長くなってしまってすいません🙇♂️
では、
See you leter,alligator🐊
なび。