こんばんは。最近半袖に寝るのは寒いと感じながらも、半袖でねてしまう林です。
先日終わった葬儀施行で、印象に残ることがありました。弊社スタッフの中でも、一番経験があり、「おれは人前で泣くことはない・・・」感じで仕事をこなすタイプの者がいます。泣くことはないと言っても、仕事は一生懸命こなし、お客様にも満足を頂いているスタッフです。
しかし、つい最近、このスタッフに「ついに来てしまった日」がありました。施行の初めから、終わりまで、ところどころで泣いてしまうほどの思いがこみあげてきたようです。
それは、なぜかというと、そのスタッフが初めて担当を持った喪主さまで、その後も、初めて会員になっていただいたりと、とても思い入れの深い喪主さまだったからです。
こんどはその喪主さまが亡くなってしまいました・・・。
弊社スタッフにとっては、「こんな感情は今までになかった・・・」という程、ショックだったようで、打ち合わせから、出棺まで、涙が抑えきれない場面が多々ありました。
プロとしては涙をみせては仕事にならないという見解もあるでしょう。
しかし、私の考えでは、「それでこそ我が社のスタッフ」と褒めてあげたいと思います。それだけ、お客様のことを思えるというのは、我が社の誇りです。
お客様の目線で、しかも寄り添える。そんなスタッフでなければ葬儀のお手伝いはできないと思います。
感情をコントロールできるのもプロですが、時には、涙を流し、一緒に共感しながら葬儀という荘厳なひと時をすごせることも、この仕事の価値であり、私たちの生きがいです。
人の涙というのは、とても美しい。涙が流れるときは、その流れるままに、思い出を感じたらいいのではと改めて思いました。
私たちは、そんな葬儀社でありたい・・・。