こんにちは。明日から祭りで、町中ソワソワしている状態に加わっている林です。


私の住む地区で「鬼石夏祭り」という祭りが明日から始まります。14時~22時まで、町中を5台の山車(だし)を引っ張りまわし、賑やかな「祭り囃子」が響き渡ります。


何と言ってもすごいのが、この地区の一体感。この祭りの時期だけにとどまりませんが、一年中「祭り」を中心にしているような精神状態です。山車をもつのは五つの地区。それぞれに祭りを運営する「進行」と呼ばれる組織と、山車の動きやお囃子を運営する「若連(わかれん)」があります。


私も「若連」に所属しております。自分の地区しか詳しくはわかりませんが、見事な組織です。私の会社経営で、このくらいまとまったら、どんなに大きな力だろうと思い、反省します(笑)。


私が思うに、心の底から「祭りを楽しむ」人々が集まっているから、要は「ベクトル」がそろっているからすばらしい動きができるのかなと感じます。


そして、祭りは、この地区の「教育機関」でもあります。大人で組織される「若連」、お囃子を打つのは「子供たち」がメインです。練習期間は、子供を預かる上で、安全を守り、挨拶をさせる。友達との協調性を育てる。老若男女問わずコミュニケーションをする。などが、練習や祭り当日だけでなく、この地区で大切にされる文化です。大人が本気になって「子供」に接します。「いい事をしたら褒め、ダメなものはダメ」と人のお子さんでも叱ります。大人が本気だと、子供も心を開いてくれます。



だから、自分の子供を預ける親も「安心して預ける」。「感謝をする」。そして「親としても祭りを楽しみ、地域に馴染む」等のサイクルが見られます。


祭りで作られる「絆」はとても大きく、地域発展に大きく貢献しています。


自分の地区だけでなく、それぞれ全国いろいろな地区の祭りにも、文化や伝統、様々な絆の形やドラマがあるのではないでしょうか?


そんな視点で祭りを見てみるのもいいなぁと、最近は思います。