こんばんは。今日は全く外へ出られず、パソコンと睨めっこだった林です。


今日、6月27日は、「奇跡の人」と呼ばれたヘレンケラーの誕生日なのですね。視覚・聴覚・言葉を失いながらも、世界中の体の不自由な人々のために社会福祉活動をを行ったという方です。同じ人間でありながら、そんなことが出来るのかと思ってしまいます。

私が社長になっていろいろ勉強していくことにより知ったことがあります。過去においても、現代でも、「偉人」と呼ばれるような人は「自分だけ良ければいい」というような「利己的」な人はいないなぁということです。当たり前と思えるようなこの事実。しかし、実際に人間というものは本能がありますから、ここから「人のために」という方向へ行くのは至難の技です。これを「利己」に対し「利他」といいますね。

実は、社長になって一番初めに学んだのが「利他の心」ということでした。これが、どんなに難しいことかを知りました。


人間は、「本能」つまり「利己」の塊です。


これを少しでも「利他心」を身につけようとすることこそ、人間としての成長だと思います。そして、


一番初めの「利他」は親孝行です。


私以外が「他の人」なのですから、一番身近な他人は「親」です。夫婦からすると、「パートナー」が身近な他人でしょう。では、利他の一番初め、「親」や「パートナー」に感謝し、その人のために良かれと思うことを日々実践しているかというとどうでしょうか?少なくとも、私は親に反発をしていました。この「考え方」に出会ったとき、私に衝撃が走りました。


「社員のため」とか「お客様のため」とか言っていても、一番初めの利他である「親」に感謝の気持ちが無い奴が、「人のため」なんて言っても上辺だけだ


と思いました。そして親に対して「感謝」をするようになったのです。不器用な私は、素直に表現できないことも多くありますが、すくなくとも社長をする前と、社長をして「利他心」を学び始めてからの自分は「親を見る目」が変わりました。すると、不思議です。反発していた親も、少し心が通い合ったような場面が何度もあります。


「今から、ここから、自分から  
           過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」


自分自身が変わることで、自然と周りが変わっていくものなのかと腑に落ちた瞬間でした。私の実践など、まだまだ赤ん坊です。さらに「考え方」を磨き、実践を積み重ねることにより、自分が変わり、自分の周りが変わり、会社が変わっていく。私の目指す目標に向かって。だから毎日反省を繰り返す。


こう考えるようになった私は、「簡単にはできないけれども、少しでも利他の心を身につけたい」と思う毎日を過ごしております。きっと、ヘレンケラーだって、「利他の心」の実践で周りが変わっていったのだと思います。偉人だからできるのではなく、大小はありますが、誰にもできることであり、人間の心はそうすることで成長できると思います。