私は、法律の本だろうが、マンガであろうが、練り上げられた
作品ならば大歓迎です。
大人になってマンガとなると否定的な意見もあろうでしょうが
若い才能がマンガに集中していると思うので、良い作品を求
めてマンガも読んでいます。
「ハチミツとクローバー」も大変素晴らしいマンガだと思いました。
しかし「3月のライオン」の方が私にはしっくりきます。この作品は将棋の世界の話ですが、大変面白いテーマを扱って
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いると思います。
作者である羽海野チカに共感できる点と、そうでない点も一部
ありますが、作品が非常につくりこんであります。羽海野チカさんの
作品は非常にレベルが高いと思います。読んでいるととてもやる気
がでてくるのです。
また現在読んでいるの文庫本は新渡戸稲造の「武士道」です。
戦後日本においてとかく否定されがちな武士道でありますが、その
精神の根源を確認することは重要だと思って読んでいます。
確かに現代社会においては到底受け入れらない価値観もでてきま
す。でも現代社会において失われている大切な価値観というものが
書かれているように思います。
日本における契約観なども垣間見えます。
そして日本人キリスト教信者であった新渡戸稲造が書いていること
にも意味があるように思います。
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この本が読み終わったら、里見弴「多情仏心」を読んでみたいと
思います。